朝日新聞の週末beに、「奈良には古き仏たち 鑑真和上 唐招提寺・御影堂 心見透かす開祖の写実像」という記事がありました。
奈良にある鑑真和上の彫刻は、麻布と漆でできた張り子の彫刻ですが、生きているかのようにそっくりなのだそうです。
鑑真と言えば、日本に来るのに5度失敗し、6度目(753年)に成功した唐の高僧として有名です。
日本の律宗と唐招提寺の開祖です。
この彫刻は、弟子の忍基(にんき)が、講堂の梁が折れる夢を見て、師の死期を察して作らせたものということです。
鑑真の姿を熟知した仏師が作成し、
「まさに真影といえる肖像だ」と、本人そのままの彫刻です。
この「鑑真和上坐像」は、平安期の脱活乾漆造りという作り方。
麻布を漆で貼り重ねた張り子状の等身像
重さは12kg
孝順長老が「背負ってでも中国へ」と執着したのがうなずける軽さだ ということです。
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布と漆で彫刻が作れるのでしょうか。
しかもたった12kg。
「脱活乾漆造り」で見てみました。
「脱活乾漆像」というサイトが2番目に出てきました。
(http://www.eonet.ne.jp/~kotonara/dakkatukanshitu.htm参照)
中西 忠さんという方が、法隆寺など奈良のお寺や仏像について解説されたサイトの一項目です。
中西さんは、もともとサラリーマンで法隆寺のそばに工場を作ったことから法隆寺に入れ込み、勉強をしてガイドを長年されました。
その知識をサイトで紹介されています。
「脱活乾漆像」は、
木製の芯木で像の骨組みを作り、その上に粘土(塑土)を盛り上げて像の概形を作る(ウィキペディア)
乾燥した塑像の表面を「漆」に浸した「麻布」で包む
坐像の場合数回、立像の場合10回程 繰り返し
坐像の場合底(尻)、立像の場合背中を切って像内の塑像をばらばらにして取り出す(中西さん)
とありました。
彫刻というと、木を削ってという印象がありますが、こういう作り方もあるんですね。
鑑真が建てた唐招提寺とはどういう場所なのでしょう?
「唐招提寺」で検索してみると、
「唐招提寺 - 地図・観光情報」というサイトが11番目に出てきました。
(http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d319882-Reviews-Toshodaiji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html参照)
実際に唐招提寺を訪れた人たちの感想が読めるサイトです。
口コミ76件のうち、「とてもよい」40件、「良い」25件と、好印象のようです。
はすの花がみごと(今年8月に訪れた方)
東山 魁夷画伯の襖絵(今年6月)
約1250年前の時空を共有できました(今年6月)
隠れた名所?と思いました(今年6月)
など様々な感想が書かれていました。
観光客は比較的少なめで、ゆったりと広い敷地にはすの池、蝉の大合唱、東山さんの襖絵など見どころは多いようです。
奈良に行く機会があったら、訪れてみたいと思いました。

奈良にある鑑真和上の彫刻は、麻布と漆でできた張り子の彫刻ですが、生きているかのようにそっくりなのだそうです。
鑑真と言えば、日本に来るのに5度失敗し、6度目(753年)に成功した唐の高僧として有名です。
日本の律宗と唐招提寺の開祖です。
この彫刻は、弟子の忍基(にんき)が、講堂の梁が折れる夢を見て、師の死期を察して作らせたものということです。
鑑真の姿を熟知した仏師が作成し、
「まさに真影といえる肖像だ」と、本人そのままの彫刻です。
この「鑑真和上坐像」は、平安期の脱活乾漆造りという作り方。
麻布を漆で貼り重ねた張り子状の等身像
重さは12kg
孝順長老が「背負ってでも中国へ」と執着したのがうなずける軽さだ ということです。
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布と漆で彫刻が作れるのでしょうか。
しかもたった12kg。
「脱活乾漆造り」で見てみました。
「脱活乾漆像」というサイトが2番目に出てきました。
(http://www.eonet.ne.jp/~kotonara/dakkatukanshitu.htm参照)
中西 忠さんという方が、法隆寺など奈良のお寺や仏像について解説されたサイトの一項目です。
中西さんは、もともとサラリーマンで法隆寺のそばに工場を作ったことから法隆寺に入れ込み、勉強をしてガイドを長年されました。
その知識をサイトで紹介されています。
「脱活乾漆像」は、
木製の芯木で像の骨組みを作り、その上に粘土(塑土)を盛り上げて像の概形を作る(ウィキペディア)
乾燥した塑像の表面を「漆」に浸した「麻布」で包む
坐像の場合数回、立像の場合10回程 繰り返し
坐像の場合底(尻)、立像の場合背中を切って像内の塑像をばらばらにして取り出す(中西さん)
とありました。
彫刻というと、木を削ってという印象がありますが、こういう作り方もあるんですね。
鑑真が建てた唐招提寺とはどういう場所なのでしょう?
「唐招提寺」で検索してみると、
「唐招提寺 - 地図・観光情報」というサイトが11番目に出てきました。
(http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d319882-Reviews-Toshodaiji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html参照)
実際に唐招提寺を訪れた人たちの感想が読めるサイトです。
口コミ76件のうち、「とてもよい」40件、「良い」25件と、好印象のようです。
はすの花がみごと(今年8月に訪れた方)
東山 魁夷画伯の襖絵(今年6月)
約1250年前の時空を共有できました(今年6月)
隠れた名所?と思いました(今年6月)
など様々な感想が書かれていました。
観光客は比較的少なめで、ゆったりと広い敷地にはすの池、蝉の大合唱、東山さんの襖絵など見どころは多いようです。
奈良に行く機会があったら、訪れてみたいと思いました。

