今日の朝日新聞に、「編集で得た立ち向かう姿勢を学生に還元するのが私の教え 岡崎正隆さん」という記事がありました。
文藝春秋社で多くの直木賞作家を育てた岡崎正隆さんは、「良い本を作ろう」「直木賞をとろう」と作家と二人三脚で伴走してきたのだそうです。
岡崎さんは、1945年(昭和20年)生まれです。
文藝春秋の編集者として、約30年間に500冊以上の本を出版しました。
直木賞作家(五木寛之さん、城山三郎さん、林真理子さん等)も多数担当してきました。
現在は、日本大学藝術学部文芸学科で講師をしていらっしゃいます。
大学の講義では、担当した作家の話もされるそうです。
今回は、「なりたいもの、達成したい何かを持つ人たちにこんな姿勢でいてほしい」と、
「努力と忍耐」にまつわる2人の作家のエピソードを紹介されています。
古川薫さんは、40歳のときに初めて直木賞候補作に選ばれました。
実際に直木賞を受賞されたのは、65歳のときです。
その間25年、10回目の候補作での受賞でした。
古川さんは幕末の作品が多かったのですが、岡崎さんは現代ものにも取り組んでもらうなど、共に試行錯誤しました。
「作家とはいえ、テイストが違う作品を書くことはとても難しいし勇気がいることです。
「良い本を作ろう」「直木賞をとろう」という思いのもと、二人三脚でやってきたという感じがします」
夏樹静子さんは、激しい腰痛で自殺を考えるほど苦しいものだったそうです。
岡崎さんは、闘病記を書くよう頼みます。
夏樹さんは、あらゆる治療を受け、最後に心療内科で腰痛を完治させた後、作品を執筆しました。
「作家にここまで要求していいのだろうか」と悩みましたが、「良い作品を作ろう」という思いが受け入れられたと思う ということです。
-------------------------
流れるような文章で、最初から最後まで一気に読みました。
直木賞作家を育てられる方は、話をされるときも(文章の最後に(談)とありました)すばらしいのだと感じました。
記事の最後に、学生には、
「落選しても応募し続けなさい」
「パソコンで検索するのではなく、現地へ出かけたり本をあさってみたりと足を使いなさい」
の2つをアドバイスする とも書かれていました。
岡崎さんは、どういう方なのでしょう。
「岡崎正隆」さんで見てみました。
「第12章 - e-mansion IS」として、「3月30日 岡崎正隆さんの退職パーティー」等の記述が、2番目に出てきました。
(http://www.jj.e-mansion.com/~fuma/nikki12.htm参照)
作家で日本大学藝術学部教授の、夫馬基彦(ふま もとひこ)さんのブログです。
2005年3月30日に、岡崎さんが文藝春秋を退職されるパーティーがあり、そのことを書かれたものでした。
「岡崎さんは在社38年、その間500冊の本を出し、7人の直木賞作家の密接な伴走者だった」
「九州界隈の作家はほとんど担当していたため、「九州探題」と呼ばれていたという」
酒豪で長距離ランナーとしても有名 とあります。
日本大学藝術学部は、作家や有名編集者を、教授や講師にしているのでしょうか。
日本大学藝術学部のホームページに行ってみました。
(http://www.art.nihon-u.ac.jp/参照)
「日藝」として「一芸に秀でるのではなく日藝に秀でる」という方針のようです。
「岡崎正隆」さん検索で、9番目に
「日本大学藝術学部 文芸学科」という日大芸術学部の教員紹介のサイトがありました。
(http://www.art.nihon-u.ac.jp/literary/staff/staff2.html参照)
あいうえお順です。
岡崎さんは、
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業後、文藝春秋に入社
「漫画讀本」「週刊文春」編集部を経て、約30年間、出版部に在籍
(社団法人)日本ペンクラブの企画事業委員 と紹介されていました。
講師としては、しりあがり寿さん、中沢けいさん、三遊亭圓窓さん等の多くの方のお名前がありました。
ビジネス界に慶應大学や明治大学のネットワークがあるように、文芸の世界にも日藝のネットワークがあるのかもしれないと感じました。
直木賞も、オリンピック選手が「オリンピックに出る」と目標にするように、「直木賞をとる」と目標にするものなのだと初めて知りました。
文藝春秋社で多くの直木賞作家を育てた岡崎正隆さんは、「良い本を作ろう」「直木賞をとろう」と作家と二人三脚で伴走してきたのだそうです。
岡崎さんは、1945年(昭和20年)生まれです。
文藝春秋の編集者として、約30年間に500冊以上の本を出版しました。
直木賞作家(五木寛之さん、城山三郎さん、林真理子さん等)も多数担当してきました。
現在は、日本大学藝術学部文芸学科で講師をしていらっしゃいます。
大学の講義では、担当した作家の話もされるそうです。
今回は、「なりたいもの、達成したい何かを持つ人たちにこんな姿勢でいてほしい」と、
「努力と忍耐」にまつわる2人の作家のエピソードを紹介されています。
古川薫さんは、40歳のときに初めて直木賞候補作に選ばれました。
実際に直木賞を受賞されたのは、65歳のときです。
その間25年、10回目の候補作での受賞でした。
古川さんは幕末の作品が多かったのですが、岡崎さんは現代ものにも取り組んでもらうなど、共に試行錯誤しました。
「作家とはいえ、テイストが違う作品を書くことはとても難しいし勇気がいることです。
「良い本を作ろう」「直木賞をとろう」という思いのもと、二人三脚でやってきたという感じがします」
夏樹静子さんは、激しい腰痛で自殺を考えるほど苦しいものだったそうです。
岡崎さんは、闘病記を書くよう頼みます。
夏樹さんは、あらゆる治療を受け、最後に心療内科で腰痛を完治させた後、作品を執筆しました。
「作家にここまで要求していいのだろうか」と悩みましたが、「良い作品を作ろう」という思いが受け入れられたと思う ということです。
-------------------------
流れるような文章で、最初から最後まで一気に読みました。
直木賞作家を育てられる方は、話をされるときも(文章の最後に(談)とありました)すばらしいのだと感じました。
記事の最後に、学生には、
「落選しても応募し続けなさい」
「パソコンで検索するのではなく、現地へ出かけたり本をあさってみたりと足を使いなさい」
の2つをアドバイスする とも書かれていました。
岡崎さんは、どういう方なのでしょう。
「岡崎正隆」さんで見てみました。
「第12章 - e-mansion IS」として、「3月30日 岡崎正隆さんの退職パーティー」等の記述が、2番目に出てきました。
(http://www.jj.e-mansion.com/~fuma/nikki12.htm参照)
作家で日本大学藝術学部教授の、夫馬基彦(ふま もとひこ)さんのブログです。
2005年3月30日に、岡崎さんが文藝春秋を退職されるパーティーがあり、そのことを書かれたものでした。
「岡崎さんは在社38年、その間500冊の本を出し、7人の直木賞作家の密接な伴走者だった」
「九州界隈の作家はほとんど担当していたため、「九州探題」と呼ばれていたという」
酒豪で長距離ランナーとしても有名 とあります。
日本大学藝術学部は、作家や有名編集者を、教授や講師にしているのでしょうか。
日本大学藝術学部のホームページに行ってみました。
(http://www.art.nihon-u.ac.jp/参照)
「日藝」として「一芸に秀でるのではなく日藝に秀でる」という方針のようです。
「岡崎正隆」さん検索で、9番目に
「日本大学藝術学部 文芸学科」という日大芸術学部の教員紹介のサイトがありました。
(http://www.art.nihon-u.ac.jp/literary/staff/staff2.html参照)
あいうえお順です。
岡崎さんは、
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業後、文藝春秋に入社
「漫画讀本」「週刊文春」編集部を経て、約30年間、出版部に在籍
(社団法人)日本ペンクラブの企画事業委員 と紹介されていました。
講師としては、しりあがり寿さん、中沢けいさん、三遊亭圓窓さん等の多くの方のお名前がありました。
ビジネス界に慶應大学や明治大学のネットワークがあるように、文芸の世界にも日藝のネットワークがあるのかもしれないと感じました。
直木賞も、オリンピック選手が「オリンピックに出る」と目標にするように、「直木賞をとる」と目標にするものなのだと初めて知りました。
編集の仕事で培った知識を学生に教える。
素敵な仕事ですね。
私は50歳をすぎていますが、このような転職ってかっこいいな~と思います。
頑張りま~す。
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おはようございます。
何事につけ、実績を踏んできた方のひとこと、ひとことは重くて、説得力がありますね。
>現地へ出かけたり本をあさってみたりと足を使いなさい
⇒全くそのとおりだと思います。
現地では、自分だけに「何か」が見えるときがあるような気がします。
私も、昔ほど動かなくなってしまいましたが、これを機会にまた動き出そうと思います。
有意義なお話をありがとうございました。
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YHさんのご経験を聞きたい学生さんは多いと思います。
現場をよく知った方のお話は、学生さんにとって説得力のある授業になりそうです。
そういう意味ではブログを読ませていただくのもとても勉強になります。ありがとうございます。
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>現地では、自分だけに「何か」が見えるときがあるような気がします。
それはどういう場合なのでしょう。8ちゃんさんは背景や知識を十分に知っていらっしゃるので、そのうえで現場に行かれるとパッと分かるということなのでしょうか。
それとも第六感みたいなものですか。
そんなことがあるのですね。
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