旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

やったー、専門研修ガイドライン大幅前進!

2011-11-20 22:16:41 | 地域協働

ワーキンググループの皆さんの作品を少しずつ調整して、何とかある形までこぎつけました。

この数日、そしてきょうは朝から、仕事場の病院会議室で奮闘。

こちらはケアマネジメント学会認定ケアマネジャーの佐藤珠美さんが札幌から、風邪をおして京極に駆けつけてくれました。

協会は副会長助川さんと常務理事の鷲見さんが待機して、事務の坂本さんと一緒に意見交換しながら修正を加えてくれました。

都道府県で差の大きい研修が、なんとか受講者主体で、学ぶ動機を強く維持しながら進められるように改善されることを念じています。

それにしても介護支援専門員は、収入が抑えられ厳しい仕事あることに変わりはありません。

日本はブータンのような国にはなれないのでしょうか?


『ケアマネジャー実践マニュアル』(白木裕子)

2011-11-19 23:28:28 | 学会活動

札幌から京極町に移動しようとしたら、なんと車が動かない。昨夜、変な車の降り方してしまって、バッテリーがあがってしまいました。最近の車は警告音が付いているので、何十年ぶりかの失態です。

JAFに助けれれて出発できましたが、京極町国保病院の日当直に遅刻してしまいました。

診療はほとんどなく落ち着いているので、ケアマネジャーの専門研修のガイドラインづくりに精を出しています。でも、委員の皆さんが送ってくれたものは、うーん。修正には相当な時間がかかりそうです。

その合間に白木裕子さんが送ってくれた本を読んでいます。

白木さんは日本ケアマネジメント学会の理事。現在学会が養成した認定ケアマネジャーの会の代表をしています。北九州で居宅介護支援事業所などを経営する株式会社の副社長でもあります。

優秀でかつバイタリティーあふれる白木さんが、実践の中から書き上げた本ですから、学者の書いた本とは大違いです。実用的で分かりやすく書かれています。図も多く、カラー2色刷りですから、とても読みやすいです。

この本からいろいろヒントを得て、専門研修ガイドラインづくりも明日は完成に近づけなければなりません。

 

 


地域協働ー北海道での可能性

2011-11-18 23:16:29 | 地域協働

札幌市立大学大学院授業2回目です。

前回は日本の医療全体の問題をしっかり見つめ、歪を是正する臨床家群(特に総合医など)の必要性を話しました。

今回は、まずスターフィールド先生、グリーンハウ先生の考え方を紹介。臨床家群にはアメリカでは、医師のみでなくNurse PractitionerやPhysisians Assistantなどの看護職も含まれること。プライマリ-ケアの理念を北海道の現場でどう生かすか。

北海道の住民は官依存体質があります。自主的保健活動からはほど遠い存在です。どう意識改革するか、実現は容易ではありません。官主導、行政主導から、住民主導にどう切り替えていくか。

地道な実践が第一歩です。


課題が少し見えてきた!

2011-11-17 23:54:27 | 地域協働

京極町の保健医療福祉連絡会がありました。

高齢者保健福祉計画を他の病院やグループホームの職員の方にも参加して策定することにしました。

保健福祉課長がアンケート結果をだらだらと読んでいるのには、時間の無駄使いとあきれましたが、少し見えてきたものがあります。

元気と考えている人たちの中にも、1~2割認知症の人がいることです。何らかの働きかけをする必要があるでしょう。少なくとも本人、家族、隣近所の人に、認知症の人にどのような接し方をするとよいかは知ってもらうことですね。

参加したスタッフはかなり確かな視点で介護の問題点を捉えています。農繁期や冬季の介護力が不足するようです。きっと良い解決法が見えてくるでしょう。

 


嫌いな人を好きになる方法

2011-11-16 21:36:16 | 地域協働

きょうは養護老人ホーム慶和園の職員勉強会でした。

勉強会は2回目で、きょうのテーマは「職場ストレス対応」。

職場環境全般によるストレスよりも、人間関係によるストレスに焦点をあててみました。

介護現場には三重のストレス源があります。入所している高齢者もいろいろ、苦手な人もいるでしょう。施設スタッフ間も問題が起きやすい。施設の外の人、すなわち医療関係者や行政、住民などとの付き合いもあります。

場合によっては三重苦になります。

苦手、馬が合わないという人から、クレーマー、モンスターといわれる人まで、どう対応したらよいのでしょう。

日本の心理療法の大家、故河合隼雄先生は、そういう人のどのような点でもよいから好きなることを勧めています。それがどうしても見つからなければ他の人に対応を替わってもらいなさいと言っています。

ぼくはその人の母親を想います。心配してくれているでしょう。

幼き日に不幸があったのかもしれません。やさしさが人を育てる時期に、やさしさが足りなかったのかもしれません。少しだけ期待に応えれば、お互いハッピーなつながりを持てることが多いのです。