プライマリ-ケア学会創始者のお一人、永井友二郎先生から、表記の本を送っていただきました。
1,2年前に私家版として出版された本ですが、医学教育の大家から「医学生すべてに、医学部教授たちに読んでほしい本」と勧められ、一般書店から発売になったそうです。
開業医となられてから50年間の発言をまとめられました。
プライマリ-ケアの本質、医療における「ことば」の意味、医事法学、在宅医療、ターミナルケアなどがテーマとして取り上げられています。
90歳を数年前に超えて、なおかくしゃくとして学会の行事にも参加され、発言されます。
実地医家のための会、日本プライマリ-ケア学会の創始者のお一人です。先生なくしては日本のプライマリ-ケアがこのような方向へは進まなかったのです。旧学会から20年かかった日本医学会加盟にもご尽力いただきました。
真に「すべての医学生」に読んでほしい本です。