旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

涌谷町逆もどり?

2011-11-12 18:02:53 | 学会活動

昨日の午後の学会プログラムは開設者サミットがありましたが、その前に口演発表「地域活動」「保健事業」に顔を出しました。

宮城県涌谷町からも報告がありました。特定健診をしてみたら高血圧の人が多く、地域に出て医師による講話、血圧測定の実技、味噌汁塩分濃度の測定を始めたというのです。

保健師の寛子ちゃん(といっても今や2児の母、長男は高校生だから、児でないか)の真面目な発表にチャチャをいれるような質問をしてしまいました。

「昔、涌谷町で働いていた前沢ですが、平成15年には脳血管疾患SMR70まで下げた町がどうして高血圧者が増えたのでしょうか?」

会場からは「自分が辞めたからじゃないの。責任とれ」というぼくへのヤジがあったとか、なかったとか。

地域包括ケアと言っても継続は難しいのでしょうね。

世代交代もあったのでしょう。ぼくが働いていた時に減塩できた人たちも、もう歳でしょうから。中年新世代は十分な健康学習、生活習慣学習が少なくなってしまったのでしょう。保健師さんたちがサボっていたわけでなく、医師の姿勢が問題だったのかもしれません。

それでも昔は保健師さんたちは皆よく働いてくれたものです。夜の仕事も多かったし、土日もよく行事があったし。年間150回以上健康教室したし、健康推進員さんたちも燃えていました。復活は可能でしょうか?

考えされられることの多い発表でした。寛子ちゃんがんばってね!

夜は変な質問した旅芸い者が二次会に誘い、寛子ちゃんたちにいっぱい酒を飲んでもらいました。えっ、わさびアイスが一番おいしかった?