旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

68歳に

2015-03-31 23:02:51 | 日記
もう引退だべえ と言われそうですが、まだ京極町でがんばります。

フェースブックの方はたくさんの励ましの言葉をいただきうれしい限りです。


陸前高田で

2015-03-28 22:31:10 | 日記
朝4時に起きて車を走らせ花巻行の飛行機に乗りました。

空港までの運転中、目に優しい朝日を見ました。支笏湖の湖面が赤く染まるのを初めて見ました。

高田のベルトコンベヤーは少し減っているように感じました。今年10月で土運びの作業は終了とのことです。

3月11日を過ぎたばかりの本日は患者さん一人一人のお話が重く、診療時間は大幅に延長となりました。

津波の悲劇は重く大きく人生にのしかかっております。ただ聴いてさしあげるしか術がありません。

野菊のごとき

2015-03-22 22:29:51 | 日記
お礼の言葉


少しお先に天の故郷に帰っております。

今までお世話になり、ありがとう。

苦難や病の時にも、温かく支えていただき、
おかげさまで楽しい経験もでき、学びも多い人生でした。

ささやかな人生でしたが、多くの人に出会えて幸いでした。

死は不幸ではありません。

元気な頃の私を想い出したら、涙でなく、白い花一輪、
飾っていただけたらうれしいです。

美しい大自然、小鳥の声、そして花々、心地よい音楽、
美しい絵画、さわやかな香り、こどもたちの笑顔…など。

試練も多いけれど、素敵なことの多いこの世でした。

この世はすべて美しい。

会えなくなるのは残念ですが
みなさま、どうぞ良き人生を…

そして、今までありがとう。



*******
   向日葵でなく野菊でしたか
   伊藤左知夫『野菊の墓』が思い出されます
   ごめんね
     そして   ありがとう


向日葵の影

2015-03-18 22:39:39 | ケアマネジメント
この曲の書き手・歌い手は「さだまさし」

小学校時代の友人の奥様が急逝して「ひまわりのように明るく美しかった人」との別れを歌った曲です。

この数日、この曲を幾度も幾度も繰り返し聴いています。

まさしさんはコンサートでこの曲を歌う前に、次のように語っています。



人を送るのは悲しい。
人を送るのは辛い。
悔しい死もある。
だけど泣いているだけではらちがあかんのだ。
なぜ我々が生き延びたかということを考えなければいけない。
志半ばで倒れた友人、
若いのに失った友達、親しい友達。
そんな人たちの人柄を知れば知るほど残った人間にゃ責任がある。
その人の命を自分の背中にしょって、その人の本来歩いて行きたかった遠い未来まで
自分の足でその人の分も一緒に歩いて行くこと、
それが生き残った人間の仕事なんだ。
だからね、こうして話をするたびにその人はここに忽然と現れる。
決して死にはしない。
色んなことを毎年毎年故郷に教わる。
そして去年は吟ちゃんとゆうちゃんに大切な大切なことを教わった。



美しき日本の面影コンサート
(2007/4/23 於・長崎ブリックホール PM6:00開演)

地域医療への住民参加

2015-03-18 21:56:46 | ケアマネジメント
住民自らが地域医療を支えていこうという動きが活発である。

地域医療の主人公は医師でなく、住民であると主張してきた筆者にとってはうれしいことである。

昨年度から北海道医師会が主催して「地域医療を守る住民活動に関するシンポジウム―住民と医療機関の連携を諸団体の実践事例に学ぶⅡ」が開かれた。本年度は士別市、滝川市、赤平市、羽幌町のそれぞれの代表者が活動報告を行っている。

これらの団体に共通している点を考えてみると、地元の公的病院が医師不足で危機に瀕していること、住民自らが立ち上がったこと、勉強会やボランティア活動を行うこと、「たより」を発行していることなどがあげられる。

これらの活動は兵庫県立柏原病院の小児科を守る会に端を発している。
「子どもを守りたい!」そして「お医者さんを守りたい!」その気持ちが活動の原点であった。活動を進めるうちに、小児科だけでなく、柏原病院だけでなく、私たちが守りたいのは、ふるさとの地域医療だと強く思うようになったという。

さらに医師と住民は、ともに力を合わせて地域の医療を作り上げていくパートナーのようなものだと気づいた。

島根県もこの活動には熱心だ。11月に第3回北海道地域医療教育研究会が開催され、島根大学地域医療支援学講座の谷口栄作教授は基調講演で、島根県での豊富なご経験の中から「医療を支える住民活動のコツ」を教授してくれた。
①相互理解・・・・学習、意見交換
②目標の共有・・・計画立案と役割分担
③協働・・・・・・それぞれがやるべきことをやる
④無理なく、楽しく、やりがいを感じられるように
⑤続ける
と5点強調された。

さらに「今いる人をだいじにする」「単なる手伝いではなく、目的をもった活動」であるべきことを付け加えられた。

住民活動家のなかには行政や議会への批判を得意とする人もいる。他の欠点をあげつらうだけの活動は信頼されないし、長続きしないようである。

行政や医療機関を批判するにではなく、良い方向に動かす活動であってほしいものである。それには単独の考えで行動するのでなく、「協働」という意識を強く持つことが求められる。