ここずっとおかしいなと考えていた問題があります。
医師不足→地域医療崩壊と言われ、日本の医療費は他の先進国に比べて低いと言われ続けていました。
景気が悪く、失業率も上がってきたのに、GDP(国民総生産)が上がり続けるなんてありえないのではないか。そう考えていました。
この8月24日に厚労省が2011年度の概算医療費が37.8兆円となったことを発表しました。これは速報値で、患者が全額自己負担する医療や労災医療などの費用が含まれていません。これらを含めた国民医療費を試算。これに介護費を合計すると47.0兆円になります。
同年度のGDPは469.9兆円(名目ベース)であったそうです。その結果、2011年度の医療介護費がGDPに占める割合は丁度10%になったようです。さらに、政府が本年3月に発表した社会保障給付将来推計データに基づき試算すると、2012年度の医療介護費がGDPに占める割合は10.43%と予想されるとのこと。
これは、英国やスウェーデンを一気に追い抜きOECD諸国の平均水準に既に達していること、4~5年後には米国に次ぐ第2位になる可能性があることを示唆しているというのです。
今後の社会保障を考えていくにあたって、見過ごすことのできない問題です。アメリカ追従型の医療でよいはずがありません。
質を高めてコストを減らす方法を検討すべきです。しかし、医療従事者が失業することも避けなれればなりません。
理想と現実をしっかりと見据えていきたいものです。
医師不足→地域医療崩壊と言われ、日本の医療費は他の先進国に比べて低いと言われ続けていました。
景気が悪く、失業率も上がってきたのに、GDP(国民総生産)が上がり続けるなんてありえないのではないか。そう考えていました。
この8月24日に厚労省が2011年度の概算医療費が37.8兆円となったことを発表しました。これは速報値で、患者が全額自己負担する医療や労災医療などの費用が含まれていません。これらを含めた国民医療費を試算。これに介護費を合計すると47.0兆円になります。
同年度のGDPは469.9兆円(名目ベース)であったそうです。その結果、2011年度の医療介護費がGDPに占める割合は丁度10%になったようです。さらに、政府が本年3月に発表した社会保障給付将来推計データに基づき試算すると、2012年度の医療介護費がGDPに占める割合は10.43%と予想されるとのこと。
これは、英国やスウェーデンを一気に追い抜きOECD諸国の平均水準に既に達していること、4~5年後には米国に次ぐ第2位になる可能性があることを示唆しているというのです。
今後の社会保障を考えていくにあたって、見過ごすことのできない問題です。アメリカ追従型の医療でよいはずがありません。
質を高めてコストを減らす方法を検討すべきです。しかし、医療従事者が失業することも避けなれればなりません。
理想と現実をしっかりと見据えていきたいものです。