旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

予防的地域アプローチへの長い道のり

2014-04-23 23:26:02 | 地域協働
予防医学カンファレンスを始めてみました。

少しずつ保健予防活動をPSCAサイクルで考えたいと願ったからです。

しかし、「らしき」ことがほとんどできておらず、子育て支援や虐待対応に大部分の時間が使われているとのこと。

ふとぼくは、カウンセリング的な仕事を他の部門にゆずることを考えましたが、あとでよく考えてみると、アプローチの方法論に問題はないのか。

ゴール設定を考え合っているか?
クライエントの力(気づき、立ち直りなど)を信じているか?
クライエントから学ぶ姿勢は?
記録の取り方は?
スーパーバイズを受けているか?
そもそも自分自身は?

などと愚考してみたのです。



鎌田實『下りのなかで上りを生きる』(ポプラ新書)

2014-04-20 07:16:05 | 交友
鎌田實さんもお元気です。被災ぶりで会うと何となく横幅が広くなったような印象を受けますが、体重は尋ねませんでした。

いただいた本は上記です。「不可能」の時に「可能」を見つけろ との副題がついています。

前著『○に近い△を生きる 「正論」や「正解」にだまされるな』の後篇です。

憂国のなかで光を見出したいものです。

先輩たちもまだまだ現役

2014-04-19 23:24:08 | 交友
尊敬する先輩たちもまだまだ第一線で活躍している。

増田進先生は80歳。主たるお仕事は鍼を使っての自由診療。それ以外に雫石診療所の応援をされている。

鍼の仕事をしておられると整形外科では治らなかった人がたくさん訪れる。整形外科医はいろいろ検査をするけれど、結局鎮痛剤と湿布を出すだけ。患者さんの話を聴かない、痛みの部分をきちんと触診しないために多くの患者さんたちが増田先生を受診されるそうです。

筋骨格系疾患はアプローチの仕方を考えないといけませんねえ。

山中祥弘先生は76歳になりましたが、老人保健施設で働いています。お年寄りたちの良き友人・隣人になり、地域医療の精神を生かしています。

ぼくも67歳になりましたが、他の皆様に迷惑をかけないように気を付けながら、まだまだまーだ第一線で仕事を続けたいですね、


草食 地の恵は変わらず豊か

2014-04-18 23:54:22 | 日記
地域医療を語る会がことしは京都で開催です。

夕食会は祥弘さんの計らいで、お住まいの近くの「草食 なかひがし」で行われました。

一哉さんは「大学人は総合医に対する理解がまったくない」と報告。仙台での会の特別講演がやや不毛だったことをなげいてました。和美さんはサービス付き高齢者住宅と診療所を結びつけた事業で大成功。利益率がかなり高いようです。

さて、なかひがしさんは亡くなったお兄さんから「誇り高く、平らに生きよ」との遺言をたいせつにお店をやっています。最後にデザートと水出しコーヒーをいただきながら、お聴きした言葉「地下のエネルギーは変わらない。地上は風雪あり、戦争あり、変化は大きいけれど、地の恵は変わらず豊か。そのエネルギーを食してよいお仕事をしてください」というメッセージをいただきました。

そのエネルギーを引き出した数々の創作料理、いえ草作料理をごらんください。