4月25・26日 盛岡市で開催された日本在宅医学会で柏木哲夫先生のご講演の座長を務めました。
講演要旨をお伝えします。
柏木哲夫先生「緩和ケアのこころー支えること、寄りそうことー」
ケアには
差し出すことのできる技術力
支えることのできる技術力と人間力
寄り添うことができる人間力
背負うことのできる宗教の力
が必要である。
宗教 人間力を超えたものも必要な時がある。
がんの病期における基本的態度がある。
治療期 励ます
再発進行 支える
末期がん (支え切れなくなるため) 寄り添う
「支える」と「寄り添う」の相違
支えるは下からの力。支えないと支えられる人は落ちてしまう。 寄り添うは横からの力。寄り添えば人は進むことができる。
がんの末期の人が「死んでゆく力を持っている」ことに気づいた。
励ます 寄り添う
人を外から動かす 逃げ出さず空間を共にする
自分はあまり関与しなくてよい 参加する
上から 横から
励まされると腹立つことがある(震災後がれき処理中)
「大変ですねえ」と言って参加する方が良い
技術の提供と人間の提供
支える技術 寄り添われると 感謝と安らぎが生まれる
ある緩和医療医の
「症状のコントロールができたら私の仕事は終わりです」という言葉に驚いた。
症状を緩和して(技術を提供して支えること) 終わってよいか
「支える」客観的効果が感じられるたら、それで終わってよいのか。
引っ張り症候群
クスリが効いているようで死の準備ができない 引っ張り症候群
死の受容への準備に対する援助ができない
寄り添う人に求められるもの
人間力
聴く力 共感する(イメージで 医師と患者を入れ替える)、
受け入れる 思いやる 理解する 耐える 引き受ける
寛容な力 存在する力(逃げ出さない)
ユーモアの力
聞くと 聴く
耳 耳と心 目と目を合わせて心を耳にして
hear listen
ユーモア ラテン語 Humores 体液
フランクル ユーモアは必須 自己距離化 距離を置かせる働き
川柳はユーモアをうまく表現できる
「お守りを 医者にもつけたい 手術前」
Coping Humor
俳句より 四季を(死期)を考えない川柳が良い
寝正月でいいから家に帰りたい
がん細胞 正月くらいは 寝て暮らせ
講演要旨をお伝えします。
柏木哲夫先生「緩和ケアのこころー支えること、寄りそうことー」
ケアには
差し出すことのできる技術力
支えることのできる技術力と人間力
寄り添うことができる人間力
背負うことのできる宗教の力
が必要である。
宗教 人間力を超えたものも必要な時がある。
がんの病期における基本的態度がある。
治療期 励ます
再発進行 支える
末期がん (支え切れなくなるため) 寄り添う
「支える」と「寄り添う」の相違
支えるは下からの力。支えないと支えられる人は落ちてしまう。 寄り添うは横からの力。寄り添えば人は進むことができる。
がんの末期の人が「死んでゆく力を持っている」ことに気づいた。
励ます 寄り添う
人を外から動かす 逃げ出さず空間を共にする
自分はあまり関与しなくてよい 参加する
上から 横から
励まされると腹立つことがある(震災後がれき処理中)
「大変ですねえ」と言って参加する方が良い
技術の提供と人間の提供
支える技術 寄り添われると 感謝と安らぎが生まれる
ある緩和医療医の
「症状のコントロールができたら私の仕事は終わりです」という言葉に驚いた。
症状を緩和して(技術を提供して支えること) 終わってよいか
「支える」客観的効果が感じられるたら、それで終わってよいのか。
引っ張り症候群
クスリが効いているようで死の準備ができない 引っ張り症候群
死の受容への準備に対する援助ができない
寄り添う人に求められるもの
人間力
聴く力 共感する(イメージで 医師と患者を入れ替える)、
受け入れる 思いやる 理解する 耐える 引き受ける
寛容な力 存在する力(逃げ出さない)
ユーモアの力
聞くと 聴く
耳 耳と心 目と目を合わせて心を耳にして
hear listen
ユーモア ラテン語 Humores 体液
フランクル ユーモアは必須 自己距離化 距離を置かせる働き
川柳はユーモアをうまく表現できる
「お守りを 医者にもつけたい 手術前」
Coping Humor
俳句より 四季を(死期)を考えない川柳が良い
寝正月でいいから家に帰りたい
がん細胞 正月くらいは 寝て暮らせ