旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

師井邦竹医師が家庭医療専門医合格

2017-09-30 00:23:09 | 学会活動
ひまわりクリニックでの研修ではじめての取得です。

一人めは研修は修了しましたが、受験せず。二人めは家庭医療よりも総合内科へ転向、小児科の研修はしないまま現在に至り、三人めの師井先生が、ポートフォリオを的確にまとめ、実技・筆記試験に合格しました。

当診療所での予防医学の進展、禁煙外来開設、イギリスへの短期留学、夕張へでの在宅医療研修(兼、医師不足支援)などよく活躍してくれました。

これから、ここで一層がんばってほしいと考えているうちに、彼の夢は大きくふくらみ、この12月にニセコで外国人が主たる対象であるクリニックをオープンします。

得意の英語力を生かして、旅先で心細い方々への診療に力を注いでほしいと思います。皆様のご支援をお願いいたします。

羊蹄山の初冠雪

2017-09-30 00:13:33 | 日記
一昨日の晩から急に冷えてきました。

けさ(9月29日)は初冠雪と友人から聞いていたので、起きたらすぐ羊蹄山を見てみました。

頂上には雲がかかって雪の様子は分かりません。なんと虹がかかっているではありませんか。

家の中から撮った写真には電線が入ってしまったので、近所まで撮影に行こうとしたのですが、玄関を開けたらもう、虹は消えかかっていました。やがて東の空の太陽も雲にかくれました。

午後、札幌に向かう前に、もう一度羊蹄山の頂上近くをながめたら、雪です。初雪です。

写真は  のちほど

さらば友よ

2017-09-24 22:44:46 | 交友
けさ4時31分旅立たれたとのメールが届きました。

穏やかな旅立ちだったそうです。

人の倍働き、人の倍愛され、幸せな人生だったと奥様が述懐しておられました。

足寄の医療福祉の委員会で同席しました。終わると寿司屋で飲んだり、お家に泊めていただいたり。病院の講演会にお招きをいただきました。北大退職の時は阿寒温泉で慰労していただきました。

特別なご厚誼を感謝し、こころよりご冥福をお祈りいたします。


戦友を見舞う

2017-09-23 15:31:18 | 交友
ようやく足寄の友人の見舞いに行くことができました。札幌から特急で帯広まで。それからレンタカーでかけつけました。

昨日奥さまから、「危篤です」とのメールが入り、見舞いがこんなにも遅くなってしまったことを詫びながら車を飛ばしました。

戦友は待っていてくれました。意識はかなり低下しておりましたが、懸命に早い呼吸を繰り返していました。

「先生、・・・・・」

「・・・・・・・」返事も、うなずくこともありませんでした、

右手を握りました。

・・・・・・・・握り返してくれるではありませんか。

昨年、古希を迎えました。生まれは半年先輩。医学部卒業は同年です。

昭和62年、呼吸器内科医から、地域医療、とくにへき地医療の分野に飛び込まれました。
それから、老年医学、心身医学、在宅医学を必死で学ばれ、それを活かした医療活動を展開されました。(ぼくが地域に身を転じたのは昭和63年でした)

平成21年には、読売新聞の主催する第37回医療功労賞(都道府県)を受賞されました。

その頃からでしょうか、足どりが頼りなくなり、病気が先生のお身体をむしばみ始めたのでしょう。

今回、命が厳しいことを知らされました。

きょうお会いできたのは、いつも柔和であった先生の笑顔ではありませんでした。

おそらく先生にとって、地域医療は生易しいものではなく、大いなる戦いであったのだと思います。

髪も少し伸びて、武士の顔のように見えました。

戦い・・・・・お疲れさまでした。