旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

サンデルのコミュニタリアニズム

2014-05-20 23:23:18 | 地域協働
前田信雄先生が地域医療論を著述しておられ、たびたびお電話をいただきました。

長野県佐久市、岩手県沢内村、宮城県涌谷町などの活動について書かれているようです。

きょうは「涌谷での前沢の取り組みはサンデルのコミュニタリアニズムに共通するものがある」と語られて、不勉強な自分を恥じました。

帰宅してから、本を探してみたら小林正弥『サンデルの政治哲学 〈正義〉とは何か』(平凡社新書)がありました。あの白熱皇室です。

世代を超えた「コミュニテイ」の存在という意識
コミュニテイ構成員としての「責務」の感覚

このあたりがポイントのようです。

歴史的、そして連帯意識としてコミュニテイをどれくらい自覚できるかが課題です。確かに地域医療に通じるものがありますね。

医師・看護師 大リストラ

2014-05-19 06:56:39 | 医療制度
週刊ダイヤモンド 2014年5月17日号が面白い。

病院が大リストラ時代に突入するというのです。特集名は「医師・看護師大激変」

元凶は7対1病床(患者7名に対して看護師1名)。2006年にスタートしました。濃厚な看護体制で重症患者を収容する病棟。厚労省の見込みは4万床。増えるは増えるは36万床もできてしまいました。

ベッドが増えても、重症者が増えることにはなりません。多くの病院が重症患者不足。病床稼働率が低下しました。医師、看護師は業務量が減る事態。厚労省が2014年改定で7対1病床の資格条件を厳しくし、2年間で9万床を減らすとのことせす。それによって、7対1病棟所属の看護師は他の部署や医療施設への移動をしなければならなくなります。医者も同じです。

さて、訪問看護ステーションや地域包括ケアへの移動がどの程度行われるのでしょうか?


薬剤師研修ハンドブック基礎編(南山堂)

2014-05-12 22:57:32 | 学会活動
学会場でも販売されていたようですが、表記の書籍が刊行されました。

日本プライマリ-ケア連合学会が作りました。

第1章に「プライマリ-ケアとは何か」を書かせてもらいましたが、どうも日本語としてこなれてない部分もあり、赤面の至りです。

でも全体は力作と思っています。プライマリ-ケア薬剤師のテキストブックとして最良のものでしょう。

薬剤師以外の職種の方々にもお薦めします。

第5回日本プライマリ-ケア連合学会学術大会 岡山

2014-05-10 23:52:25 | 学会活動
岡山に来ました。たいへんな熱気です。きょうだけで3,100人が参加の学術大会。

丸山理事長の発言によると専門医機構のなかで総合診療専門医として進めていくが、現在プライマリ-ケアを担っている医師たちのサポート、質向上への支援が重要。地域での健康格差に苦しむ方々への支援も必要。PHCの実現も。

完璧すぎると大丈夫と心配になる。

懇親会の途中で丸山理事長の姿が見えない。

ソファーにうずくまっているのは?

からだは基本ですぞ!