夕張市立診療所供用開始記念式典と乱舞の夜

2023年8月5日10：30AMより記念式典が開かれました。主催者は厚谷夕張市長と豊生会星野理事長。
公設民営ですから、メインは夕張市です。

移転まで働くと言っておきながら、涌谷町に移り、夕張市民を裏切ったぼくにも招待状が届きましたので参加しました。
感無量です。

夜は夕張祭りで65分間　夕張阿保踊りを診療所の仲間と一緒に踊り狂いました。
観客席からは「せんせー。がんばってーー」という声援を何度もいただき、踊り続けたのであります。
倒れずに生きておりますぞ。
4年ぶりのお祭りでした。
うーん。夕張市民になり切った一日でありました。

森剛史さんへのレクイエム

12月15日は夕張タイムス社主であった森剛史さんの命日でありました。
昨年のこの日は老健夕張と診療所病棟で一夜に3人の方が亡くなられたのです。

森さんは質実剛健を地で行く方でした。

出会いは奥様への訪問診療でご自宅に伺ったときでした。
縦横大きなおからだ。
「まあ、座れ」と夕張の話を聞かされました。
最初のしばらくは希望の杜初代理事長に関するお話でありました。
一部強引な診療態度にご立腹のこともあったようです。

タイムス社初代社長であったお父上様の森 武峰氏が聞き書きされた『風雪六十年 : 夕張発展の裏面史・簗田郡太郎伝』 著作者等も貸していただきました。任侠映画を見るような迫力があり、夕張に暮らされた方々の人間味あふれる生き方に圧倒されてしまいました。

ご自身の病気をかえりみるいとまもなく、奥さまの介護に専念され、奥様への愛情の深さに打たれました。

いのちの別名

この題名の中島みゆきの歌を聞きました。

人生なんて意味あるのかとやや捨て鉢になっていた思春期の自分に聞かせたい歌ですね。

先日、夕張高校のボランティア部の生徒さんたちから手作りのフェースガードをいただいたので、お礼にこの歌を聴いてほしいと考えたのでありました。

さよなら ラプ・シュー

うーん　旧夕張小学校あとの「らぷらす」のファームカフェが明日で閉店です。

病棟検食がなくて昼休みを比較的ゆっくりとれるのは木曜日だけでした。最近は木曜日外来が午後1時近くになるので、ラプラスまで行くのが難しい日が多くなったりして、らぷらすランチを断念する木曜日も増えていました。

「らぷらす」については「らぷらす夕張」で検索ください。障がい者就労支援を主たる事業とする法人です。

バイキングランチで、たくさんの副食があるのですが、男爵イモらしいコロッケがおいしく一番好きでした。

それにもまして、デザートの手づくりシュークリームがおいしいのです。
きょうはめずらしくお客さまがいっぱい（失礼）

到着したら「デザート追加分を今つくってます」

いつもより多めに料理をとって、いよいよデザート。きょうはシフォンケーキはなく、シュークリームのみ。間に合いました。ちょっぴり苦めのコーヒーをすすりながらがぷり。わーぁ　あったかいシューははじめて。うまいーーーーー。

つくる人・はこぶ人の愛情たっぷりのラブ（love）シュークリーム、らぷらす特製のラプ・シューでありました。

夕張スタッフ 少しずつ

7日8日と日本ケアマネジメント学会大会、日本老年看護学会に参加しました。

11日は夕方、職員集会をしました。今回はメインコンセプトである「生き方に寄り添う医療福祉」の説明と実際の働き方のヒントについて話をしました。

職員には「支えると寄り添うの違い」を話し合ってもらいました。

さらに宿題で、個人あるいは各部署で「具体的にどのように患者さん・利用者さんに寄り添うのか？」のメモの提出をお願いしました。

残りの時間、ぼくの医療哲学ヒストリーをさらっと話しました。

各部署で開催されるカンファレンスも少し質が変わってきたような印象を受けます。

患者さんからの投書で「職員がやさしく親切になった」とありました。早速に変化が起きているのでしょうか？

少しずつ長く、職員の学びと働き方が変化してゆくことを期待したいと思います。