旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

介護支援専門員研修向上委員会(平成24年度第1回)

2012-04-30 23:43:06 | 地域協働

今年は早くも第1回の委員会が本日開催されました。

昨年度は専門研修ⅠⅡのガイドラインを作成したのですが、本年度はこの研修のモデル事業をし、かつ実務研修のガイドラインをつくることになります。

実務研修はすでにテキストがあります(平成21年に4訂)が、現実に合わないとの声があります。なんとこのテキストの編集委員長はこの私、責任を感じます。

今回はワーキンググループでテキストを大いに叩いてもらおうと思います。

今年度のの研修向上委員会のメンバーはほぼ半分が交代しました。多くは行政スタッフの人事異動によるものです。きょうの会議の前半はみなさんおとなしく、活気がありませんでした。後半ようやく活発な意見が出ました。

ワーキンググループは大きく更新研修と実務研修の二つですが、指導者講習をどうするかということも大きな課題のひとつです。

なお研修のあり方委員会は厚労省が進めています。また介護支援専門員の質の研究はケアマネジメント学会が取り組む予定で期待しています。


老齢基礎年金の手続き

2012-04-29 23:49:58 | 日記

仕方がありません。歳ですから。

とは言いながら、なんと添付しなければならない書類の多いこと。まだまだ時間がかかりそうです。

関越自動車道では悲惨な事故が起きてしまいました。バス運転もいのちを預かる仕事。もっともっと慎重に、できるだけ運転手さんたちに負担をかけない価格設定が必要ですね。長距離深夜バスには二人運転手も義務付けないと再発が防げないかもしれませんね。

ご遺族はどんな思いでしょう。こころからご冥福をお祈りいたします。

どの世界もワークシェアリングを実現しなければいけませんね。ぼくも早く若い人に仕事を譲らなければ・・・。

なぜ事故が起きたかも、個人の責任にすることなく、社会のあり方(低価格競争)も含めて考えなければならないでしょう。

書類をそろえながら「年金者の生き方」考える連休になりそうです。

 


人はなぜ病気になるか?

2012-04-28 22:56:51 | 診療

5月3・4日に開かれる地域協働プライマリ-ケアセミナーの予告編です。

一日目のワールドカフェはセミナーでは初めての試みです。今までやってきたワークショップより、ずっとリラックスしてできるのがウリです。茶話会が日本語訳でしょうか? 東北流に言えば「お茶っこ」です。

ここで、プライマリ-ケアとは何かを勉強するのは無謀かな。(…でもまあ…まさじいの腕の見せ所・・・)

 

診療をする上で徹底的に重要なことは、その人がなぜ病気になったかを考えてあげることである。

参加者の身近にいるかもしれない症例を使って「相手に気づかれないおせっかい」の技を修得しましょう。

プライマリ-ケアでは身近にいること、よくばって全部観ること、他人をうまく使うこと、ねばり強くつき合うことがたいせつ。

さて、茶飲み話はどんな方向に発展してゆきますか!

お楽しみに。

 

ああああ。人はどうして病気になるのでしょうね。

遺伝? 生活環境? 家族にうつされる? 生き方?


トホホー子どもたちには分かってもらえない

2012-04-27 23:32:18 | 地域協働

きのうは今年の学校健診2回目です。ある小学校の4・5・6年生が対象でした。

90名近くの生徒を診察しましたが、町報で伝えた呼吸法をちゃんとしてくれたのは7名でした。

胸式呼吸をお願いしておいたのですが、呼吸音が小さくて難渋しました。

来年は診察をする場面のビデオを作るか、やはり授業をさせてもらうか、直前に実習するか、進歩させねばなりません。

でも挨拶はほぼ全員ができるようになりました。

「こんにちは。○○○○です。よろしくお願いします」・・・・・・・・・「ありがとうございました」

とても気持ちのよいものです。なかには蚊の鳴くような声の子もいましたが。「もう一度、名前教えてね」としつこくまさじい先生。

それにアンケートもばっちりです。アトピー的なことを書いていただきましたが、みな肌もほぼきれいで、かゆみに苦しんでいそうな子はおりませんでした。

少し目立つのは太めの子です。エコーをあてれば光った脂肪肝が映し出されるかも知れません。といっても、脂肪が厚いと内臓は見えにくいですが。対策はどうしましょう。

まあ、少しずつ改善していきましょう。


『経済成長神話の終わり』アンドリュー・J.サター

2012-04-26 23:31:51 | 読書

日本の今後は経済成長などありえないだろう。どう生きればよいのか。この本には具体的な処方箋が書かれています。

講談社現代新書です。

たくさん学ぶべき点がありますが、幼児デイケアの重要性と医療への警告に目を開かされました。

●「共有」という理念に基づいて幼児デイケアを設計すれば、ゆっくりではあるが国のアイデンティティが共有化され、将来的に高い団結力を持つ強い国になっていくに違いない。

●「完全無償幼児ケア」は長期的に見れば貧困問題解決よりもずっと安くつき、おまけに母親が働けるようになるために年金システムにもプラスである。(ゴースタ・エンピング・アンダーセン)

●医療を産業にすべきではない。あくまでも医療のゴールは人々の健康を押し上げることであって、GDPを押し上げることではない。

●高齢化社会に対する「成長主義」型のアプローチは結局、高額な医療と盛大なお葬式を奨励する方向に進む。

●医療ツーリズムを「国家戦略プロジェクト」にするのは愚の骨頂。外国人富裕層だけをケアするプランを考える前に、地方の自国民のケアを優先すべきだ。

読みづらい部分は前沢が文を変えたり、つなぎ合わせたりしています。

予防医学と地方医療の再生が課題だと教えてくれています。

著者は国際弁護士、この4月から立教大学で教鞭をとっているそうです。