旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

地域包括ケアの第2ステージ

2011-11-13 23:46:50 | 学会活動

今回の地域医療学会のテーマは「志・絆・扶、龍馬の心 土佐にあり―地域包括医療・ケア医新―」でした。扶は「たすけあい」と読むのだそうです。

学会長は松浦喜美夫先生、いの町立国保仁淀(によど)病院長。

今回のシンポジウムのテーマは「魅力ある地域包括医療・ケア~高めよう志・強めよう絆・拡げよう扶~」でした。

去年は有名病院の院長、男性ばかりだったので、人選について注文を出したら、今年は医師2名、歯科医師1名、住民代表1名。男女は2名ずつ。改善されました。

医師会との連携、住民とのネットワークづくり、医科歯科連携など有意義な取り組みが紹介されました。

ぼくは助言者でしたが、全体の基調にはあまりなじまない感を持ちました。

地域包括ケア第2ステージは、まず自施設以外の方々とのつながりが問われるでしょう。

共学、協働、共歓。そして包括ケアをどう評価するかが問題となります。

阿波谷敏英高知大教授の特別発言、ウルトラマンとアンパンマンの対比は分かりやすかったです。

地域包括ケアはケア提供者側の論理です。住民・当事者からの論理に徐々に組み替えていかなければ、進歩は望めない。そう強く感じました。