ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「友達がいない子」が悩んでいるとは限らない

2020-03-08 23:48:33 | 思うこと
昨日、通信のことを書きましたが、ちょっと追加です。

私の知っている方の息子くん。通信制に進学しようとしていました。
私のブログを読んでくださっていて、ケン太が通信で勉強にも課外活動にもやる気を見せて、
知り合った友達と楽しく輝かしい学生生活を送っている姿をみていて、
通信ならケン太が行っていた通信がいいなと思ってくれていたみたいなんです。

でも、息子くんが行きたいと言ってきたのは、学習塾が経営している?通信でした。
確か、イベントとか課外授業というのは無くて、ほぼ勉強のみだったと思います。
予備校みたいな感じなのかな?

その方は、思わず、「そこはよくない・・・」的なことを言ってしまいました。

息子くんはコミュニケーションが苦手で、友達もいなくて家にいるタイプだったので、
母としては、勉強よりも、友達を作って、高校生らしい楽しい時間を友達と過ごしてくれることを願っていたのです。
咄嗟に本音が出てしまったんですね。

でも、母の思いとは裏腹に、息子君は自分が選んだ通信に入りました。

私がそれまで、息子君の話を聞いていて感じていたことは、
息子君に、友達を作りたいという気持ちがあるようには思えなかったんですね。
どちらかといえば、避けている?

ケン太が行っていた普通高校のような通信では、文化祭などのイベントもあったり、
サークル的な活動もあって、クラスの子と交流が持てる場がある。
交流を持ちたい子、友達が欲しい子にとっては望ましい環境なんです。

でも、息子君は、そこに入っていく自信がない?そこで自分が浮いてしまう姿を想像してしまう?
そもそも入っていく気がない?の方が正しいかな?

友達が欲しかったら、友達が出来そうな環境を選ぶと思うんです。
予備校スタイルだったら、クラスの子と積極的に接する必要もない。
イベント等でクラスの子と協力することもないし、誰とも話しなくても大丈夫。
つまり、気が楽なんだと思います。

息子君は自分のことがわかっていて、自分にあった環境を選んだのだと思います。

本当は友達が欲しい。でも、傷つくのが怖い。
それでそこを避けている・・・という可能性もあると思います。

ただ、だからといって、親がその環境に飛びこんで行けばいいのにとは言えないです。

息子君が選んだ学校を否定してしまうのは、友達を作ろうとしない息子君も否定してしまうこと。
かえって逆効果になってしまいます。
場合によっては、親子関係に亀裂が入ってしまうことも。
ほんとそこだけは気をつけなければなりません。

息子君のペースに任せるしかないと思います。


主人のことを言いますと、「友達はいらない」と言っている人です。

年賀状が来ても、返事を書かない。
以前、転勤族で職場が何回か変わっているのですが、
その場その場で適当に付き合うだけでいい。転勤後に、以前の同僚と繋がることを望まない。
懐かしいメンバーで飲み会・・・なんて企画には乗らないです。
そんなのにお声がかからないように、深入りしないようにしているみたいです。

近所のママ友の家族の飲み会に誘われ、何回か行ったけど、
途中で理由つけて参加しなくなったしね。

ひと言でいうと「煩わしい」んでしょうね。
自分の時間を自分のために使いたいんだと思います。


「友達がいない子」は

友達が欲しくても出来ない子。
それに悩んでいる子もいると思いますが、

別に欲しくないと思っている子。
かえって煩わしく思っている子。

こういう子も必ずいると思います。

親の思いとは必ずしも一致しません。
子どもが友達がいないことに悩んだり困ったりしていないのに、
親の思いで動こうとすると、かえっておかしくなってしまうことも。

友達が欲しければ自分で作ろうとするだろうし、
上手くいかないのなら相談してくるかもしれない。
相談されたらその時は話を聞いてあげる。

親はその位置に立っていればいいのだと思います。


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