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06 肝硬変症(B型)で核酸アナログで治癒したかも?

2010年06月02日 | B型肝炎ウイルスの治療

54才の女性の患者さんで、肝硬変に近い方だったのですが、核酸アナログ(ラミブジン;ゼフィックス)を開始してデータが落ちついてきたので、週3回に減らしてみましょうとしたところウイルスの上昇がなかったので、もしかしてと思いHBs抗体を測定したら、しっかりとできていました。9年間使い続けて、治癒になったことが予想される患者さんです。核酸アナログをやめれる方もいると言うことが、言えそうです、経過を見ていきたいと思います。

43才に私たちがフォローはじめたときに腹腔鏡検査を行って、島田分類420番地 肝生検 肝硬変の患者さんでした。
当時、HBs抗原陽性、HBe抗原陰性、HBe抗体陽性、HBc抗体強陽性、家族に肝炎の方はいない方でした。経過中e抗体が陰性化していました。現在核酸アナログを中止して、経過を見ています。

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