4月17,18日の二日間、東京永田町青陵会館で「第1回生活保護問題議員研修会」が開かれ窪議員と参加しました。 主催は「おにぎりが食べたい」と言い残して餓死した北九州市生活保護問題を追及している弁護士などのグループの生活保護問題対策全国会議と全国公的扶助研究会です。
開会時には、昨年の年越し派遣村村長で頑張った湯浅誠さんが連帯の挨拶をされました。
盛りだくさんのプログラムのうち、① 福祉事務所、生活保護申請同行基礎講座 ② 〃 〃 実践講座 は、日頃の自分の行動をチェックすることができました。 二日目の③ 記念講演は、テレビでおなじみの慶応大学教授の金子勝氏「経済変動の時代に地方議員として社会保障、生活保護をどうとらえ直すか」 ④ 議員の悩みに答える生活保護Q&A ⑤ 「不正受給」問題への見方と対策 ⑥ 生活保護の今を学ぶ には、多くの質問が出されました。
いただいた資料はこれから読み込まなければなりませんが、「生活保護の手引き」を購入し、じっくり基礎から学ばなければ・・・。 実は、代理申請ができることや行政手続き法の観点から「申請」は受理しなくても口頭や役所の指定する申請書でなくてもよいとのことを初めて知りました。
国の制度でありながら、対応は自治体によって様々なのは、いかに受給させないか、の強弱によるのではないかと思われます。 先日の志位委員長の演説会でもはなされました生活保護の「水際作戦」とはいかに受給させないか、「硫黄島作戦」とは、一旦需給させておいて、いかに辞退させるか、辞退届は自分で書く(実際は書かされる)ので訴訟になりにくい。北九州市のおにぎり食べたいの餓死事件はこれでした。 フーン。
金子勝氏は、増え続ける低所得者を生活保護で救済することも、その援助を強めることも必要ではあるが、雇用の破壊、格差の拡大などの告発、是正の提言など現場から発することが必要、それができるのは、地方議員ではないかとの真正面からの提起に身の引き締まる思いです。