奈良女子大の中山徹教授の基調講演の後、保育者、保護者、民間保育園理事者、裁判に訴えている保護者などのシンポ。 その後の会場からの発言は、全国いたる所で、民営化問題が起こっていること、しかし、いたる所で反撃の行動が起こっていることを示すものでした。
民営化は、コストカットであること、民営化することは、公立保育園はもとより、現在の民営保育園の保育の質も落とすことが、実例をもって語られました。 優れた保育士は一朝一夕には育たない、民営化を引き受けた社会福祉法人の保育園の保育士集団を割愛する形になり、いくら引き継ぎ期間を置いても保育の質は保てないとの報告に、良心的な法人の思いを知りました。
千葉・船橋では、船橋市史上最高数の12万人もの「保育の充実を求める署名」が集まったとの話や関西弁で語った大阪の保護者は「裁判は最高裁までやるで」と。
よしんば、民営化されても、これは、ずっと続ける、続く運動だと実感しました。 なぜなら、子どもを守る運動だからです。 この国では、黙っていたら子どもは守れませんから。