ミセスMの毎日がチャレンジ

毎日の暮らしの中の知恵と工夫。 料理やダイエットへの挑戦日記。 仕事上の知識の公開(年金や資産管理など)。

憑神。。。

2007年06月18日 | おいしい・おもしろいの大好き
 監督署で一緒に仕事をしている相談員の山本さんに、試写会の券を貰った。
妻夫木聡主演の「憑神」という日本映画。

 私たち夫婦は、別に偏見があるわけやないんやけど、日本映画を映画館で見たことがない。
こんなに映画好きやのに、お金を出してまで見ようという気がおこらへん。
何でかなぁ。

 でも、最近テレビで見た、「博士の愛した数式」や「三丁目の夕日」も面白かったし、カンヌ国際映画祭で、最年少の柳楽優弥君が最優秀主演賞を受賞したりして、きっと面白いんやろなぁ・・・と思う。

 「憑神」は、浅田次郎原作で、監督が降旗康男の「鉄道員」コンビ。
これまた、面白くないはずはない・・・と思う。

 主人公は、代々将軍の影武者を業とする下級武士。
平安の幕末では、影武者の出番などなく、文武両道の主人公は日々退屈に生きている。
出世はもはや神頼みしかないと、手を合わせたお稲荷さんは、なんと災いの神
最初は、西田敏行扮する「貧乏神」に付きまとわれる。
次に、赤井英和扮する「疫病神」に取り付かれ、最後にはかわいい「死神」まで離れてくれない。
「死神」役は、初代ちびまる子ちゃん

 でも、結局主人公の人柄にほだされて、3人の神様は、主人公に禍をもたらすことなくどこかへ消えてしまう。
時代が変わっていく幕末の世に、本当の武士の姿を残すべく、最後の影武者となって散っていく主人公は、武士道を貫いた潔い最期を見せてくれる。

 西田敏行や香川照之のうまい演技も見所。
コミカルにテンポよく、日本映画も捨てたもんやないなぁ。

 妻夫木聡のりりしい軍服姿は、とってもきれいでファンにはたまらんなぁ。
・・・ちなみに私は、勝海舟役の江口洋介のファンです。
赤井英和の下品さや棒読みのうまさも、全然気になりまへんでした。
 エンドロールもおもしろくて、本当に最後まで見てしまった。
また、試写会があったら・・・、みたいなぁ。