Good Frlend!(motovlog)

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ハーレーにそっくりに設計された、ヤマハ・ドラッグスター400。(番外編vol.3300)

2022-07-02 00:01:12 | 日記

ヤマハが、1996年に送り込んだ本格的な「アメリカンスタイル」のクルーザー「ドラッグスター400」は、もう、どっから見てもアメリカ製「ハーレーダビットソン」にそっくりで、

そこが当時の「コンセプト」であり「売り」だったのですが、あまりに似てたが故、のちにそれが「仇」となって、結果的に「人気を二分」することとなってしまいます。(笑)

いわゆる、当時(もしかすると今も…)のハーレー乗り達からは「ハーレーの偽物」と言う、かなり片寄った考えから来る「変なレッテル」が貼られてしまい、

また逆に「ドラッグスター」ファンからは「DS4(ディーエスフォー)」と言う「独自のムーブメント」を獲得すると言う「摩訶不思議」な現象が一時、起こってたんですよね。

ただ、この手の「クルーザーバイク」の中では「成功した方の車両」で、他社の同一モデルが早々に廃盤化されていく中、唯一、2017年まで生き残りに成功します。

懐かしいですが、当時(1990年代)は中型免許で乗れる「国産アメリカン」と言う言葉が一部で流行ってて、ホンダ「スティード400」から始まった「新ジャンル」でもありました。

まぁ、遡(さかのぼ)れば、それまでもアメリカンスタイルのバイクはたくさん存在していましたが、スポーツネイキッドを少しアレンジした中途半端なモデルしかなくて、

それまで「1つのジャンル」として大きく成功していなかった事も事実ありました。(笑)

また、結局、当時って「限定解除」の時代にあって大型免許の敷居が高く、その代役としてハーレーダビットソンのイメージを求める若者に受け入れられたって感じだった気もします。

とにかく、この時代は「カスタムする」がオートバイの人気を保つ状況でもあった事から、よりハーレーに近い、もしくはハーレーでカスタムされた車両に近いスタイルにする事で、

人気があったとも言える気がしますし、もっと言えば、この時代あたりを境に1980年代からあった「空前のオートバイブーム」は、徐々に過ぎ去ってしまい、

その生き残りの残党(ボクとか…)と、新しくこの頃から乗り始めたごく少数の、若いオートバイファンによって、なんとか構築されてた時代でもあったんですよね。(笑)

で、このヤマハ「ドラッグスター400」の詳細なスペックを見てみますと、まずエンジンは空冷式4ストV型2気筒SOHC2バルブで排気量が399cc、

最高出力は33psで、最大トルクが3.3kgとなっていました、また非常に長く低い車体から「ロー&ロング」と言う言葉も使われる様になり、どんな小柄な人でも足付き性はバツクンだったです。

あと、他社の「類似モデル」が軒並み水冷式を採用してたのに対し、人気があった理由の1つとして空冷エンジンだった事も「ドラッグスター400」の大きな特徴だったと言えます。

更に、2年後の1998年には派生モデルとして「ドラッグスター・クラシック400」が追加販売され、こちらも人気を獲得して行く事となります。

登場した当時は非常に人気の高いモデルで、ヤマハとしても久々のヒット商品となるのですが、2000年を超えた辺りから何となく事態が一変しだし、

いわゆる教習所で大型免許が簡単に取得出来る様になって、大型バイクの人口が増え始め、返り咲きを果たし始めたオヤジライダーからなる「ハーレー乗り」が劇的に増えた頃から、

上記で語った通り、ハーレーの「偽物」と言う観られ方に変わってしまう状況になっちゃうんですよね。(笑)これは国産アメリカン全体で大きな敗因となってしまいます。

また、これって思いのほか後々まで言い続けられる事となり、個人的に見ても、未だに「人気の回復に至らない」状況が続いてる気もします。

ただ、そこを上手く変化さ、現在、国産オートバイで一番の人気を誇る、ホンダ「レブル250」を生み出す要因となったとは間違いないとも言えそうですけどね。(笑)

要するに、みんなクルーザー系のオートバイは好きだけど、ハーレーを模倣した国産アメリカンはイヤで「独自性を見出した」事が成功につながったって事なんでしょうね。

これは国産アメリカンがある意味「失敗作」でもあった事を意味しており、逆に現在の「成功に貢献したオートバイ」だったと言う事にもなっていくんじゃないでしょうか。(笑)

ただ。中古市場を見てみますと、意外に高い値段で取引されてて、安いものだと20万円あたりからですが、高いものになると150万円前後と言う高値が付いています。

この一連の流れをリアルタイムで知るボク(現在56歳)なんかは「買う人がいるのか?」と言う疑問も感じちゃいますが、実際のところはどうなんでしょうね!(笑)







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