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Good Frlend!(motovlog)

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ヤマハ最初のリッター系スポーツバイク、FZR1000。(番外編vol.3178)

2022-02-23 12:44:54 | 日記

かつてのヤマハ大型スポーツバイク(もしくはレーサーレプリカ)と聞けば「FZ750」や「FZR750」が実際それにあたるのですが、

当時、非常に「不透明」だったこの大型排気量クラスのスポーツバイクに関して、

ヤマハはヤマハなりに「大型スポーツバイク」に対して、独自の80年代〜90年代初頭を「切り抜けて来た」と言えそうです。

実際のところ中型バイク中心だった国内での販売は思いのほか芳しくありませんでしたが、

当時の「欧州や欧米」などでは結構人気があり、特に「イギリス」などヨーロッパ圏を中心に売上を伸ばしていました。

また、市販車を改造して行われていた国産レース(スーパーバイク世界選手権)では、当時「750ccが基本」となっていたので、

それ以外の大型排気量に関しては「一般乗り」を目的としたもので構成されていました。

と言うことで当然ことながらこの「FZR1000」はレースを目的として作られた車両ではなく、

一般、もしくは地方(エリア)選手権などの草レースで使われるレベルのものだった訳です。

しかし流石にヤマハだけあり「先見の目」があったのか、後にリッターバイクがレースの主軸となっていく事で、

結果的には他社より早くから1000ccマシンの開発に乗り出したカタチとなって行きます。

で、まずこの「FZR1000」に使われたエンジンですが、目玉ともなる「1気筒あたり5本のバルブ(5バルブ機構)」を搭載し、

45°に前傾したシリンダーをもつヤマハの水冷式4スト並列4気筒エンジンGENESIS(ジェネシス)を搭載しており、

大排気量でありながら「高回転」を目的として設計されたもので最高出力は145ps、最大トルクが11kgとなっていました。

また得意のアルミフレーム「デルタボックス」も一部改良がなされ、より「強固で軽い仕上がり」を完成されていました。

初期モデルの登場は1987年からで、その後4回のマイナーチェンジが行われ最終モデルが1995年までとなっています。

初期は「FZR400」と非常に似たデザインだったのですが、最終モデルは次世代を思わせる独特の仕様へと変貌しています。

そうそう、忘れるところでしたがフロントの倒立フォークの採用も3回目のマイナーチェンジで採用されていました。(笑)

さらに、いわゆるその後の後継モデルとなる「YZR1000Rサンダーエース」が1996年から登場するのですが、

それを考えると「FZR1000」は、ヤマハにとって最後の「大型レーサーレプリカ」だったと言えそうです。

また、結果的にこの時代の「1000ccスポーツ」はヤマハだけだったので、1998年に登場する「YZF-R1」が、

他社より劇的に「早く登場する事になった」のは必然的な事だったと考えられます。

いつの時代も大型バイクと言えば、イメージ的にカワサキと考えられていますが、実際スポーツバイクに関しては逆転現象が起こってて、

この時代に特化して言えば「ヤマハの方が先行してた」と言う事だった訳です。

最後に車種の名称ですが、これに関しても最後の「FZR」シリーズとなってしまいます。(笑)












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