
ドゥカティの本格的なスポーツモデルと言えば、1990年代から始まった「スーパーバイク」シリーズから、現在、人気モデルとなってる「パニガーレ」シリーズに
あるのですが、それより少し、市販的要素が強いモデルに、今回ご紹介する「SS(スーパースポーツ)」シリーズや、ネイキッド仕様の「モンスター」シリーズが
ありますよね。この辺り、一応は明確な「ポジション分け」がなされているのですが、どうしても今で言っちゃうと、この2モデルに関して、特に「SS」の関しては
人気モデル「パニガーレ」の安価モデルですか?って見られ方になってる気がします(笑) 特に2000年を超えた初期の頃のモデルは、それが故か中古で劇的に
安く売られていたりするんですよね。ただ、中古仕様において安くて良いバイクを求めるユーザーにとっては、まさに狙い目のモデルとなるのですが、そんな車両の
中の1台である「SS900」を今日はご紹介したいと思います。また非常に情報量が少ないため、詳細な部分については不明点も多いのですが、ご了承ください(笑)
で、その登場時期ですが、おそらく初期モデルの登場が1998年からで、それまであった「900SS」の後継モデルとして登場したと考えられます。また最終モデルが、
おそらく2002年までで、それ以降に関しては、次のモデルとなる「SS1000DS」へとバトンタッチすることになってたと思われます。また最大の特徴は丸みを帯びた
「ハーフカウル」仕様と「フルカウル仕様」の2種類があり、この時代にフューエルインジェクション(FI)であった事があげられます。で、まず先に分かる範囲で
詳細なスペックを見て行きますと、エンジンは空冷式4ストL型2気筒DOHC2バルブ(デスモドロミック)で、正式な排気量が904cc、最高出力は80psで、最大トルク
が8.0kg、車重は乾燥重量で167kgで、フレームはドゥカティお得意のスチール製トレリス式、リアのスイングアームはアルミ製でサブフレーム付きの強固なものが
装備されており、サスペンションはオーリンズ製、フロントフォークは倒立式で、大系のダブルディスクにブレンボー製のブレーキキャリパーが付いていました。また、
かなり前傾姿勢なポジションとなっており、どちらかと言うとスポーツ性が高いモデルとなっています。但し、これが当時の決定的な不人気モデルの要因となって
しまいます。要は本格スポーツモデルである「スーパーバイク」シリーズと今まで以上に「比較」されやすくなり、ツーリングを好むマルチユーザーに受け入れられ
なかったと言う感じになってしまったからです。で、現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので40万円あたりから、高いものでも65万円前後で取引されています。
かなりお買い得な価格帯となっていますが、それだけ不人気だったとも言いかえることができる気がします。ただ、そうは言え、性能面では走りを含め非常に高い
ポテンシャルを持っているので、乗ればその良さが直ぐに分かると思います。特に足回りが良いのでワインディングで楽しく走れますし、少しカスタムすれば十分に
ツーリングに使える仕様に出来る気がします。ただ、最後に1つだけ問題点を言えば。なぜかエンジンオイルの劣化が早いので、毎回3000kmで確実に交換する事を
お勧めします。それさえしっかりしてれば、これから乗る方でも、十分に調子良く走ってくれると思われます。さて、今日はそんなドゥカティの「900SS」をご紹介
しましたが、いかがだったでしょう!(笑)
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