Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

一番フォルムが良かったVJ22A型、スズキ。RGV250ガンマ。(番外編vol.3623)

2023-06-06 01:14:54 | 日記

スズキの2ストレーサーレプリカと言えば1983年に登場した初期モデルの「RG250ガンマ」が有名ですが、その後(2世代目以降〜)に関しては

基本的にデザインがイマイチだったのか? はたまた他に何らかの理由が…あるのか? と言う感じで他社に比べ売れ行きが伸びず、ホンダやヤマハ

に大きな溝を開けられてしまいます。しかし、1988年に登場したスズキ初のV型2気筒エンジンを搭載する「RGV250ガンマ(VJ21A型)」の登場

でその人気は徐々に回復する事になり、更に1990年と1992年のマイナーチェンジで、それまでに比べより高いパフォーマンスと新しいユーザーを

獲得することに成功します。それが今日ご紹介する「RGV250ガンマ(VJ22A型)」なんですよね。で、この2世代目となる「VJ22A型」の特徴と

ちょっとしたエピソードをお話ししますと、まずエンジンは初期モデル(VJ21A型)からの、2ストV型2気筒クランクケースリードバルブ式で、

機械式のオーバルキャブレター(空気の取り込みをスムースに拡大)を搭載しより中低速域のトルクを確保、当時の最高出力となる45psを誇って

いました。また乾式クラッチ&クロスミッションを搭載した「SP〜SP2」モデルなども並行販売され、購買層を増やして行く事になります。で、

次にエピソードですが、1989年よりあの天才「ケビンシュワンツ選手」の登場と共に参戦を開始したスズキの場合、やっと「RGV250ガンマ」も

正しいカタチでの「レーサーレプリカ」モデルとなったってお話しです。これって何を言いたいか?というと、現在の「WSBK(世界スーパーバイク

選手権)」は、まず市販の「スーパースポーツ(SS)」を使ってカスタムしレースを行うと言った経緯になっているのですが、この当時は「先に

レーサーモデル(ホンダなら「RS250」ヤマハなら「TZ250」)」があり、それの市販モデルだったから「レーサーレプリカ」と言ってた訳なので、

逆にそのレーサーモデルが存在していないスズキの場合だと「レーサーレプリカ」とは言わないって世間の声があったんですよね。要は1980年代の

序盤でレース界から撤退してたスズキには、その元となるバイクがそれまで無かったのに「RG250ガンマ」だけが売られてたと言う感じだったって

事です。だから「じゃぁ、レーサーレプリカじゃないじゃん!」って世間の言葉もあったんですよね(笑)しかしワークスマシン「RGV-ガンマ250」

の登場で「RGV250ガンマ」も正式に「レーサーレプリカ」と言える様になったって事です。この事も「販売に大きな影響があった」と考えられます。

また話を戻し詳細なスペックを見ていきますと、エンジンの最大トルクが3.8kg、車重は乾燥重量で139kg、フレームはアルミ製のツインチューブ式で、

ホイールサイズは前後ともに17インチ、エンジンスタートはキック式で、フロントフォークは倒立式、マフラーは右に2本縦型に並んで配置されて

いました。またガソリンタンク容量が満タンで16リットル、市街地での平均燃費が大体15km〜20kmと言った感じです。で、「RGV250ガンマ

(VJ22A型)」の最終モデルが1994年までで、その後は大きなモデルチェンジを受けて「VJ23A型」と進化する事になります。最後に現在の中古市場

を見てみますと、大体安いもので70万円あたりから、高いものだと180万円前後で取引されている様です。振り幅が広いですし、高額な車両はかなり

高く設定されていますが、そこは「程度の差」と「SP仕様」に高額な値段が付いてると言った感じになっています。さて、今日はそんな2ストV型

エンジンを搭載したスズキ「RGV250ガンマ(VJ22A型)」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする