Good Frlend!(motovlog)

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大型スーパースポーツの元祖、ホンダ・CBR900RRファイヤーブレード。(番外編vol.3631)

2023-06-14 10:51:03 | 日記

世界的にも市販車を改造したレースは大昔からあったのですが、その大半は、耐久レースや各国のスーパーバイク選手権などに使用されるものでした。

また、ベースが市販車レベルなだけに、そのままレースで使用する事は難しく、どうしても後から大掛かりなカスタムが必要となり、中には原型を

留めないほど仕様変更される程、見た目まで変わってしまうものも多くあったのですが、1980年代の後半あたりから1990年代に入ると「初めから

レースを想定して設計された車両」が登場し始めます。中にはその為に、わざわざ一般人には手が出ない「高額で少量での限定販売された車両」も

あった(例えば、RVF750など)のですが、1990年代に入ると大量生産での市販車でありながら優れたモデルが登場し始めます。エンジン出力は軽く

120psを超え、ブレーキやサスペンションもレースで十分に使えるものが普通に販売される様になっていくんですよね。これが、いわゆるそれまでの

「レーサーレプリカ」とは違う「スーパースポーツ(SS)」となっていく事となります。特に大型バイクに関してはその進化が早く1990年代の中盤

には多くのメーカーからそう言ったモデルが登場します。そんな中、ホンダからもレースを見越して設計された初期の「スーパースポーツ(SS)」が

登場します。それが今日ご紹介する「CBR900RRファイヤーブレード」なんですよね。特に4気筒エンジンの排気量が750ccから1000ccまで引き上げ

られた時に登場した1998年式のモデルは、それに相応しいものだったとされています。販売自体は海外輸出モデルでしたが逆輸入で国内でも購入可能

でした。で、その特徴とスペックをみて見ますと、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、正式な排気量が918cc、最高出力は130psで、

最大トルクが9.4kg、車重は乾燥重量で180kg、ガソリンタンク容量は満タンで18リットル、市街地での平均燃費が大体17kmとなっていました。当時

としては非常に人気の高いモデルとして国内でも売れてたのですが、いわゆるプライベート集団でレース活動を行うショップチームからも受け入れられて

行きます。また先にも書きましたが最終後期となる1998年式、1999年式のモデルは多くのチームで使用されてました。さらに続けて言うとフレーム

はアルミ製のツインスパー式で、スイングアームもアルミ製の強固なものが採用されており、サスペンションはフロントが倒立式、リアも減衰力と車高

が変更出来る優れたモノサスが装備されていました。またそれまでのモデルと比べカウル形状が一新され、見た目もスッキリした感じになります。

さらにホイールサイズはフロント16インチ、リア17インチで、もちろんラジアルタイヤを装備、まだ、現在の様な電子制御やフューエルインジェクション

は搭載されていませんが、今と変わらない大系のダブルディスクや、比較的、交換が簡単なクラッチなど少しのカスタムでそのままレースに出場出来る

ほど熟成されたものになっていました。で、その後の2000年には「CBR929RRファイヤーブレード」へと進化し、2002年には更に「CBR954RR

ファイヤーブレード」となり、ついに現在に通づる「CBR1000RRファイヤーブレード」へと移行することとなります。要するに全ての始まりは、この

「CBR900RRファイヤーブレード」から始まっており、大型スーパースポーツの元祖とも言える訳です。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体

安いもので60万円あたりから、高いものだと80万円前後で取引されてる感じです。流石に現在でも「CBR1000RR-Rファイヤーブレード」と継続して

進化しながら販売されてる車両なので、そこまで高額なものにはなっていません。さて、今日はそんな時代を変える車両の1つとなった「CBR900RR

ファイヤーブレード」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)




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