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Z1000Jのリメイク版、カワサキ・ZRX400-II。(番外編vol.3466)

2022-12-26 00:14:55 | 日記

1989年に登場した、新しいジャンル「ネオクラッシック」スポーツモデルとして、カワサキ「ゼファー400」が大成功を収めたことを機にどんどん「類似系」の

モデルが各社から登場する中、いつの間にか性能面で劣る「ゼファー400」に対して、水冷式エンジンを搭載し、パフォーマンス追求型モデルとして登場したのが、

1994年から登場した「ZRX400」でした。このモデルはかつての「Z1000R(ローソンレプリカ)」を、400ccの排気量でリメイクしたもので、最大の特徴となる

角形ヘッドライトを装備し更に「ビギニカウル」が到着されていたのですが、より「ネイキッドらしいモデル」を求めるユーザーの声を聞いたカワサキが、それを

反映するカタチで翌年の1995年より登場させたのが、この「ZRX400-II」です。リメイクとしては過去にあった「Z1000J」を彷彿させるモデルで、基本的には

先に登場した「ZRX400」とほぼ同じ仕様で、単純にビギニカウルを一般のヘッドライトに交換しただけのもですが、それでも販売開始と共に、人気モデルとなって

行きます。やはりネイキッドモデルは、一捻りしたものより「スタンダードな方がウケ」るって事だったんですね。結果としてこの「ZRX400-II」は2008年まで生産

され、新しい排気ガス規制をクリアする事なく終焉を迎えています。また、その間に幾つかの改良がなされましたが、基本的には大きく変更はなされておらず、さらに

翌年の1996年に新たに登場した「ゼファー400χ」と共に中型排気量での「カワサキ2強」となり人気モデルとし売られ続けられて行きます。何となく1980年代の

カワサキって「レーサーレプリカ」をあえて登場させず一般道最速を目指して「スポーツツアラー」を主軸にオートバイ開発をしてたこともあり、若干他社に比べ、

販売的に劣勢を強いられていたのですが、1990年代に入るとこの手の「ネオクラッシック」や「国産アメリカン(バルカン400)」などを送り出すことで、

ホンダやヤマハに肉薄するほど、一気に国産トップメーカーに踊り出すことに成功します。また当時は大型バイクの需要が低く、一応、類似したモデルを出していましたが、

やはり4スト4気筒エンジンを搭載した250cc~400ccに人気が集中しており、それだけにこの「ZRX400-II」も普遍の人気を獲得していく事となって行くんですよね。

で、この「ZRX400-II」の詳細なスペックを見て行きますと、まずエンジンは当時、新設計された水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、正式な排気量が399cc、

最高出力は規制後なので53ps、最大トルクは3.8kgとなっており、ガソリンタンク容量が満タンで15リットル、市街地での平均燃費が大体17kmとなっています。

またフレームはスチール製のダブルクレードル式で、リアサスは2本サス、ホイールサイズはフロント17インチ、リア18インチで、6速MT、機械式キャブレターで、

リアのスイングアームが、この手のネイキッドとしてはサブフレーム付きの強固なものが搭載されていました。当時はとにかく「カスタム」することが流行っていたので、

この「ZRX400-II」も、あえて昔の「Z400FX」風にカスタムされたものや、ちょっとヤンチャな暴走族にも人気があったので、それ風のカスタム車も多く見かけることが、

ありました。しかし現在においては純粋にこの「ZRX400-II」の性能が評価されてる感じで、吸排気をカスタムしてツーリングに使われる傾向になっている様です。

で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので60万円あたりから、高いものになると180万円前後で取引されてる様です。長期間販売されていましたから、

球数は十分に揃っており、程度の良いものを探すのに苦労はなさそうです。ただやはりそれなりに高額化していますから、しっかりこれから乗り続けるとなると、

どうしても100万円以上する車両を選ばざる得ません。そこをどう捉えるかはユーザー側の気持ちの問題になりますが、金額的には、どんな感じに考えますでしょうかね!

さて、今日はそんな「ZRX400-II」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)





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