Good Frlend!(motovlog)

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4バルブ化された名車、カワサキ・ゼファー400χ。(番外編vol.3462)

2022-12-22 00:05:05 | 日記

過去にボクが乗ってたカワサキ「ゼファー400」は1980年代初頭にあった「GPZ400」のエンジンを外観だけリファインして搭載した旧式の「2バルブ」エンジンだったのですが、

1996年に登場した、この「ゼファー400χ」は、そこから新たに新設計された「4バルブ」エンジンを搭載したものでした。既に水冷式4ストエンジンを搭載した「ZRX400」が

登場していたのですが、やはり「ネオクラッシック」と言うジャンルを最初に構築した「ゼファー」シリーズをより人気の高いモデルにする為に、あえて「大幅な変更」を行なった

と考えられます。またボクが乗ってた「ゼファー400」は、いわゆる3型(1991年式)だったので、1989年度に登場した初期モデルから比べると、メーターが砲弾型になってたり

エンブレムがシールからバッジに変わっていたのですが、この「ゼファー400χ」はそんなレベルではないエンジン以外にもホイールやリアフェンダー、前後のサシペンションや

ブレーキシステムなど、一見、ぱっと見はあまり変わっていない様に見せながら、意図的に実は大幅に変更がなされていたんですよね。それだけに個人的には「ゼファー400」と

新たに登場したこの「ゼファー400χ」は別物と思えるほど違う味付けがなされたモデルだと当時感じていました。とにかく新設計された空冷式エンジンは低速から高回転域まで

力強く加速してくれて、全く失速感がありません。逆に「ゼファー400」は高回転での頭打ちが早く、そこからは音ばかりが先行して決して速いバイクとは言えませんでした。(笑)

まぁ、ある程度は仕方ないと割り切れる方もいるかもしれないですが、個人的には、もしこれから「ゼファー」の購入を考えてる方なら、少しお高くてもこの「ゼファー400χ」を

ボクならお薦めします。で、お話を変えてこの「ゼファー400χ」の「年表」を見ていきますと、初期モデルの登場が1996年からで最終モデルが2008年まで。ファイナルエディション

を出して終焉を迎えています。また仕様変更に関しては、1998年と、2001年、2003年になされており、細かなセッティングを含め多少変更がなされていました。で、結果的には

2008年から施行開始された、新しい排気ガス規制をクリアすることが出来なかったことが要因で廃盤へと向かいます。なので決して人気がなかったからではありません。また姉妹車

となる「ゼファー750」や「ゼファー1100」に関しては1年先の2007年で終焉を迎えており、さらに兄弟車にあたるカワサキ「ZRX400」に関しても同年2008年をもって廃盤と

なっています。結果、残ったのは「ZRX」シリーズの大型バイク「ZRX1200R」だけで、2009年から「ZRX1200ダエグ」へ進化を遂げて、その後も販売が続く事になって行きます。

また何度かこのブログでも書きましたが、国内での毎年のオートバイ「販売台数」を見るに新車と中古車を含め圧倒的な台数を誇るのがハーレーダビットソンで、その次に来るのが、

実は国産の大型ネイキッドスポーツだったりします。特に「ネオクラッシック」に相当するモデルが人気で、もちろん現代風スポーツネイキッドも人気なのですが、それらを集結し

大きなマーケットを保持してるんですよね。またここで盲点となってるのが、実は250ccクラスで、現在の人気モデルはスーパースポーツ(SS)系か、コスパに優れたそのネイキッド

となっています。いわゆる現代風のスタイルをしたスポーツバイクたちですが、もしここにもう一度「ゼファー」の様な「ネオクラッシック」系のモデルを投入すると、もしかしたら

爆発的に売れるんじゃ無いかって思うんですよね。おっと話が逸れていますが、立ち返り「ゼファー400χ」の詳細なスペックを見てみますと、まずエンジンは当時、新開発されてた

空冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、正式な排気量が399cc、最高出力は53psで、最大トルクが3.6kg、車重は乾燥重量で186kg、ガソリンタンク容量が満タンで15リットル、

ホイールサイズは前後とも17インチで、リアサスは2本サス、ファイナルエディションは人気の火の玉カラーとなっていました。またフレームはスチール製のダブルクレードル式で、

機械式キャブを装備、タイヤはラジアルタイヤが装着されています。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので80万円あたりから、高いものになると500万円!!

前後で取引されています。いやぁ、お高いですね!(笑)もちろん高額な車両は高年式なもので、特に2008年式のファイナルエディションが吐出して高い傾向になっています。

さて、今日はそんな「ゼファー400χ」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)




コメント (2)
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