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スズキのネオクラッシック最終兵器だったが…スズキ・GSX400インパルス-タイプS。(番外編vol.3443)

2022-12-03 00:04:07 | 日記

もう、このブログで何度も同じお話をしてしまっていますが、まず1989年に登場したカワサキ「ゼファー400」を切っ掛けとして1990年代は「ネオクラッシック」と言う

かつての名車からなる「再販モデル系のスポーツネイキッド」が全盛期を迎え、各社それに追いつき追い越せと言った感じで、この時代、続々と「類似系のオートバイ」を排出する

事となって行きます。例えばホンダだと現在も新車で売られてる「CB400SF/BD」であったり、ヤマハだと「XJR400」、さらにカワサキからも追加モデルとして「ZRX400」など

が1990年代前半から中盤にかけて色々登場していく事となります。で、そんな中、もちろんスズキからも1992年に「GSX400S-刀」や、1994年には「GSX400インパルス」などを

送り込む事となりますし、またそれ以前に「バンデッド400」なども所有していましたが、こちらは「ネオクラッシック」とは多少違う、その時代のスポーツネイキッドだったので、

このジャンルには含まれていません。で、今日はそこから更に派生モデルとなる「GSX400インパルス-タイプS」のご紹介になります。今日は久々の中型バイクですが、やはり1990年代の

オートバイを語ると、どうしても中型排気量のオートバイになってしまいますね(笑)。理由は単純で、今と違い当時はまだ「限定解除の時代」で教習所で大型免許を簡単に取得するこが

出来なかったので、世間のユーザーって、大半がこれらの「中型バイクに集中してた時代」でもあったんですよね。年齢的にも今と違い「若い世代」でブームが構成されていたので

余計にそうだったと言えます。で、その時代の状況を思い出しますと、とりあえず「ゼファー400」は登場からずっと普遍の人気を獲得しており、コンスタントに売れていましたし、

ホンダ「CB400SF/BD」に関してもそれを追従する勢いを持っていました。また新開発の空冷エンジンで勝負してたヤマハ「XJR400」に関しても多くのファンに乗られてて、結構良い感じ

で売れていました。しかし、何となくそれに追い付けない感じで低迷してたのがススキで「GSX400S-刀」に関しては、どうしても当時(1981年〜)の「GSX1100S-刀」のインパクトが

強すぎてたのか、中型排気量だと言うことでイマイチ伸び悩みしていましたし、名車「GS400」もしくは「GSX400SFインパルス」のヨシムライメージを持った「GSX400インパルス」も

思ったほどの売れ行きはありませんでした。そこでススキが最終兵器として送り出したのがこの「GSX400インパルス-タイプS」で、その由来は1970年代後半にアメリカで行われてた

AMA(アメリカスーパーバイク選手権)で活躍してた「ウェス・クーリー選手」が使った「GS1000S」の「再販モデル系のスポーツネイキッド」と言えるモデルだったんですよね。

その登場時期は1994年からで、姉妹車となる「GSX400インパルス」と同時に販売されていました。で、この「GSX400インパルス-タイプS」は基本的に「GSX400インパルス」と同じ

スペックを持っているのですが、大きな特徴としては、クーリーモデルにあった「セミカル」とブルーとホワイトの2色からなる「クリーカラー」が特徴となっていました。なので詳細な

スペックは省略して、逆にこの「ウェス・クーリー選手」を知らない人に説明しますと、当時ヤマハのエースとしてあの天才「ケニーロバーツ選手」であったり、当時ホンダの若手だった

これまた天才の「フレディースペンサー選手」だったりアメリカのオートバイレーサーが世界的にもトップレベルにあった時代に、スズキのマシンで大活躍した選手だったと言う感じでした。

更にこの「ウェス・クーリー選手」の面白いのがレースをしながらお医者をさん目指してて、引退後は、ちゃっかりお医者さんになった方だったりします。じゃぁレースは遊びでやってたのか?

と言うと、そうじゃなくしっかり戦ってて、AMA(アメリカスーパーバイク選手権)では1977年と1981年にシリーズチャンピオンに輝いていますし、鈴鹿8時間耐久レースでも1978年と

1980年にチャンピオンになっています。最終的には1985年に起こした事故で引退するのですが、スズキの「GS1000S」で輝かしい成績を残しているんですよね。もちろんレーサーとして

アメリカのスーパーバイク協会で殿堂入りも果たしています。で、最後に一応この「GSX400インパルス-タイプS」の現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので80万円あたりから、

高いもので150万円前後で取引さされている様です。何となくここも微妙ですが金額的にはまあまあってところです。結果的には新車で劇的に売れた車両にはなりませんでしたが、一部の

コアなファンに受け入れられた1台だったと言えます。さて今日はそんな「GSX400インパルス-タイプS」ですが、いかがだったでしょう!(笑)




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