今日も中古市場で「激安の大型バイク」のご紹介です、なぜか個人的にこの企画が楽しいんです。すみません…。(笑)
で、今日の掘り出し物、それはズバリ!スズキ「バンディッド1200」です。
姉妹車に「バンディッド1200S」ってセミカウル付きのモデルもありますが、双方、総額で50万円を切る安さを誇っています。
しかも中古市場では比較的「球数」が多い。
初期モデルの登場が1995年からで、最終的には50ccボアアップされた「バンディッド1250S/F」が2018年まで売られていました。
しかし厳密に言えば1200ccモデルの最終となる「2006年式までがお安い」とお考えください。
結局、90年代から約10年売られていたのですが、正直、ずっと不人気車であまり売れなかったモデルです。(笑)
まぁ、その分、中古で安いと言う事なのですが、不思議と弟分にあたる250ccモデルに関して言えば、
現在でも値段は高騰してる傾向で人気が高いです。
後期モデルの「バンディッド250」だと、下手すると「バンディッド1200」の倍の値段で売られてたりします。
いやぁ、不思議なもので「物の価値」って分からないものですね。(笑)
中型バイクなら人気があるって、結局は「大型バイクだから安い」と言う結果なんですね。
これに似た傾向で言うともう1台、ホンダ「ホーネット」もそれにあたります。
こちらも「ホーネット250」に関してはどんどん中古価格が高騰してる反面、
最大排気量を誇る900ccモデルの「ホーネット900」に関しては残念ながらずっと安いままです。(笑)
理由はあくまで想像になりますが、維持費を考えた時「250ccの方がお得だ」と言うことと、
大型に関しての魅力不足から、かえって250ccモデルの方がカッコいいって思われてるのが要因じゃないかって思われます。
まぁ、本来の高くても大型バイクの方が良いの「反対」って事ですね。(笑)
で、この「バンディッド1200」ですがエンジンはスズキお得意の「油冷エンジン」を搭載しており、
エンジン形式は並列4気筒DOHCの1200cc、最高出力が100psで最大トルクは9.5kgです。
また気になるガソリンタンク容量が20リットルで、一般道での平均走行燃費が約20km。
計算すると航続距離は約400kmなので、満タンで走れる片道の最高が200kmまでとなります。
いわゆるカワサキ「ゼファー1100」や、ホンダ「CB1000SF」の対抗馬として後発で登場したのですが、
スズキにとって、この手の「大型ネオクラッシック」モデルは、なぜかあまり人気が出ないですね。
いや、忘れてました「GSX1100S-刀」は、唯一人気がありました…。(笑)
しかし結局はスポーツバイク(SS系)では結構人気があるのに、この不思議な現象はいがめません。
個人的には70年代にあった「GS1000S(クーリーモデル)」を現代風にアレンジしたモデルを出すと、
結構人気が出る気がするのですが、なぜかそれは無いですね。
とにかく不人気から来る激安バイクなので、状態の良いものが多い気がします。
特に嫌いじゃないって方なら、2000年式を超えた比較的新しいモデルを狙う事がお勧めです。(笑)