今日は、国内ではまだ大型バイクが主流では無かった1990年代の初頭に登場した奇抜なデザインで驚く、
ヤマハ「TDM850」のご紹介です。(笑)
なんで?って思う方もいらっしゃるかと思いますが、
いわゆる最近やってる貧乏ライダーのための「激安オートバイ」を紹介する個人的な企画です。(笑)
で、まずこの「TDM850」ですが、元々海外をマーケットと考えて作られたオートバイで、
ヨーロッパ圏を中心に売られていました。
発売開始は1991年からで、マイナーチェンジされた後期モデルが1998年から。
最終モデルが2002年までで、その後2代目にあたる「TDM900」へと移行していきます。
そもそもこの「TDM850」はご先祖バイクがあって、それが「XTZ750スーパーテネレ」って言う、
聞き慣れないオートバイからの派生モデルだったりします。
上記の写真を見ると分かると思うのですが、いわゆるパリダカを走るオフロードバイクなんですよね。
日本では今でこそ需要のある「デュアルバーパス」シリーズですが、
当時は相当の変わり者しか注目しないオートバイでした。(笑)
ただ、ヨーロッパの道路事情を知ると分かるのですが、いわゆるアスファルトでない石畳の様な道路が多いことで、
この様なオートバイが求められていたと言う経緯があったんですよね。
で、この「TDM850」の中古相場ですが安いものだと30万円辺りから高くても50万円まで。
そもそもロングツーリング仕様なので、国内で乗られてた車両でも走行距離的にはよく走ってるモノが多いですが、
比較的、大切に乗られてる車両が多いもの特徴だったりする感じです。
スペックはエンジンが、水冷4ストローク並列2気筒DOHC5バルブで最高出力が86ps。
最大トルクは約8kgで燃費がリッターあたり大体20km。
ガソリンタンク容量が20リッターなので航続距離が約400kmってところです。
とにかく見た目の「インパクトが凄い」ので、
乗ってれば周りから珍しがられて面白いオートバイじゃないかって個人的には思います。
ただし、車両が少ない分専用パーツも少なく、社外マフラー1つとっても選べない欠点もあります。
そこをどう考えるかは、オーナーになってから考えるとして、
まずは安くて状態の良いものを買えれば、長く乗ることは出来るかもしれません。
ある意味、お勧めの1台ですね!(笑)