70年代、かつて一斉を風靡した名車、カワサキ「マッハ」シリーズから、
90年代最後のハイテク2ストバイク、ホンダNSR250R」まで、
世間では「2ストエンジン」搭載のオートバイ人気が「再浮上」してる傾向です。
この現象は本当に最近で、まさにここ1〜2年の話です。
どうしてこれほどまでに人気が復活したのか?
その要因として考えられるのは、まず車両自体が今となっては「レア」となってきたこと。
あとは、かつて自分が若かりし頃、憧れの「名車」であったこと。またはそれに乗っていたこと。
そしてこれは多分ですが、2ストならではの特殊な「加速力」があらためて魅力とされてること。
これら複数の要因が「複合」して急激に人気を高めてると考えられます。
カワサキ「マッハ」シリーズに関しては、もうすでに以前から中古市場で価格はかなり高騰してますが、
他にも80年代初頭に登場したヤマハ「RZ250」も同じようにずいぶん昔から高額化してますよね。
で、さらにここが新しいのですが、
90年代以降に登場した2ストとしては最終形にあたるホンダ「NSR250R」ヤマハ「TZR250R」、
はたまたスズキ「RGV-ガンマ250」なども、これらと同じように中古市場でかなり高額化してることです。
今や登場から20年以上経ちますが、程度が良ければ100万円以上する車両も続々と登場してます。
これは驚きで、250ccクラスで一番高い新車として売られている、ホンダ「CBR250RR」より高額なものとなっています。
いやぁ、なんて事でしょう。(笑)
ボク自身、過去にホンダ「NSR250R-SP 92年式」を4〜5年落ちの中古で購入したことがるのですが、
当時、そこそこの程度で総額で25万円ほどでした。(笑)
今と比較すると全然中古価格が違いますよね。
当時は「衰退の一途」をたどるオートバイと皆していたので、今の現象が余計に驚きなんですよね。
人気って恐ろしいですね。
物の価値が全然変わってしまいます。
古くなると余計にそうなる傾向ですが、2ストはある程度メンテ出来る人が乗らないと、
とても故障率が高いオートバイです。
そもそもメーカーも長期間乗ることを考えず設計してますから余計です。
ただ、この人気にあやかって外品も含めパーツが揃い始めていますから、逆に維持出来るようにもなっています。
過去に2ストバイクに乗ってた人、あのドーンと来る加速力を体感したい人、
魅力を感じるライダーが増えていく事で、今後もますます人気が高まっていくかもしれませんね!(笑)