最近、高齢者による「自動車事故が多発してる」ニュースが飛び交っていますが、
逆にオートバイでのこういった記事はあまり見ませんよね。
よくよく考えれば不思議に思えます。
確かに、世間を見ればかなり「高齢の方もオートバイに乗ってる」事は間違いなくありますし、
50代のボクが見て、親ほどの年齢じゃないかって思う人もたまに見かけますからね。(笑)
そういった方々が、深刻な事故を起こさない要因の1つとして考えられるのは、
クルマと違い「自分の運転能力の自覚がある」と言う点じゃないかって思われます。
乗れないと思う人は、キッパリ乗らない。ですね。(笑)
また、クルマと違いどうしても移動手段として「必要なものではない」ので、
引き際をちゃんと理解してるってものあるかもしれません。
要するに自覚がハッキリしてて「まだ乗れる」と思ってる方だけが乗ってるからじゃないでしょうか。
とはいえ、高齢者が乗ればそれだけの「リスクを背負う」ことに変わりはありません。
オートバイを趣味とする事は、年齢とともに大きなリスクを伴います。
これは間違いない。
安全運転を心がける事は当然ながら、突然の自体に対して「安全回避」がちゃんと出来るかどうかは、
そのライダーの身体能力にかかってきます。
50代を迎え、ボク自身も「かつてとの違い」に気がつく事があります。
体力的な事、反射神経、視力の衰え、様々な要因が若い頃と違ってきてます。
残念ながら良くも悪くも、オートバイはそれを知る事が「顕著」ですからね。(笑)
高齢なってオートバイを乗ることに対して、
どう付き合っていくかはボクと同世代、もしくは60代を迎えてるライダーの大きな課題です。
10年以上前から始まった今のオートバイブームは、そのほとんどが70〜80年代に若かった、かつての若者たち、
いわゆる「オヤジ世代」によるものです。
1年歳を重ねれば、ライダーの平均年齢も1歳上がるってのが今の現状です。
もしかすると今後、10年経った頃には、オートバイも「高齢による事故が社会現象」になってるかもしれません。
乗るか乗らないかは本人次第ですが、オートバイを降りるタイミング、
自分自身としっかり向き合い、いつかは引き際が肝心かもしれないですね!(笑)