ひと昔前のスポーツバイクに最新の足回りを移植するという行為は、
カワサキ「GPZ900R」や、ホンダ「CB750F」、スズキ「GSX1100S刀」など人気車種のカスタムで、
ある種、定番化していますが、バイクカスタムを理解してる人なら分かる通り簡単なカスタムではありません。
フロントに関してはフロントフォークの径や幅が全く違うので、
ブリッジ関係から全て変更しなければなりませんし、
リアに関してはリアのスイングアームの取り付けや、
スプロケットの平行を図りチェーンにズレが生じないように加工しなければなりません。
また、この手の変更に合わせて、ブレーキの油圧装置やステップの加工なども必要になってきます。
これを社外メーカーでボルトオンで交換出来るキットも販売されていますが、
車種が限られれているため、その他のバイクに関しては今でも大掛かりなカスタムを必要としています。
工作機械や、工具を持ってる人で知識や経験がない限り、
さすがにこれを行うとなるとなると専門のショップにお願いしなければなりません。
お願いするとなるとその方法にもよりますが、高額なカスタム費用がかかることは覚悟しないといけませんし、
時間もかかることになるでしょうね。
で、その方法ですが、一つは最新の車両からのスワップがあります。
例えばカワサキ「GPZ900R」に「ZX-9R」の足回りを移植する方法です。
同一のメーカー同士なら簡単で間違いないという訳ではないのですが、
そうゆうケースがスタンダードだったりします。
さらに、もう一つの方法は社外品を使ったオリジナル加工。
ホイールメーカーやフロントフォークやブレーキメーカーが最新バイクの為に作ったカスタムパーツを、
流用し新たに制作するパターンです。
こちらは前の方法より費用がかさみます。
しかし、完成すれば相当のカスタムマシンになるでしょうね。
要は大掛かりになればなるほど時間とお金がかかるということです。
しかし、ノーマルのスズキ「GSX1100S刀」でもいいですが、
オーナーになってしまうと最新の極太な足回りにカスタムしたくなりますよね。
雑誌でもたくさんのカスタム車両が掲載されていますし、
気持ちだけでも新しいマシンと互角の性能を求めたくなります。
足回りに関しては改造公認を取ることもできますから、
やってしまえば、そのままでOKですし、
やり甲斐のあるカスタムであることは間違いないです。
オススメする訳ではありませんが、
長く乗り続けることを念頭に大掛かりなカスタムに挑戦してみては如何でしょう!(笑)