JAみやぎ登米豊里稲作部会は、設立当初から「ササニシキ」の栽培に一丸となって取り組んでおり、これまで県の農林産物品評会や「ささ王」コンテストにおいて上位入賞者を輩出してきました。
部会では毎年実績検討会を開催し、会員同士語り合うことでその年の反省点を整理し、次作へ生かす取り組みを続けています。
今年度は令和6年2月16日に実績検討会が開催され、生産者、メーカー、関係機関あわせて14人が出席しました。
普及センターからは、令和5年産稲作の総括と令和6年産のポイントとして、主に高温対策について説明を行いました。また、会員の中でも篤農家3人の「ササニシキ」ほ場を調査した結果について報告を行いました。令和5年産は高温登熟の影響で管内の「ササニシキ」の1等米比率は20%と大きく落ち込みましたが、豊里地区は59%と高く、意識して基本の土づくりに取り組んできた成果が出たと考えられます。
生産者からは、晩期栽培を行う上での播種時期についてやタンパク含量を考慮した施肥についての質問が出されたほか、会員のほ場の土壌分析を行おうといった提案もあり、活発な意見交換が行われました。
普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522