宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「美里町北浦梨フェア2016」事業報告会について

2016年11月21日 16時33分45秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 11月14日,北浦梨部会,美里町,JAみどりの,わ・は・わ美里,普及センターの5者で「美里町北浦梨フェア2016(9月2日~10月2日開催)」の事業報告会を実施しました。
 報告会では,梨直売所(生産者)のアンケート結果と梨メニュー提供店と梨料理を食べていただいたお客様からのアンケート結果を報告しました。
 梨直売所(生産者)では「テレビで紹介されたので来た」「直売所めぐりをしている」というお客様が多く,テレビでのPRやスタンプラリーの効果(スタンプラリー応募数は,昨年の2倍!)が感じられました。
 梨メニューの提供店からは「今年の梨は甘みがありお客様にも好評だった」「梨だけでなく美里町産の野菜等も使いたい」等の意見がありましたが「できれば月をまたがず開催してほしい」と言った要望や「梨の価格が市場に比べ高い」等の課題も残りました。
 飲食店では梨をおでんやマリネ,ドレッシングとしても提供され,お客様からは「梨はデザートとして食べることが多く,料理としては新鮮だった」等の意見がありました。
 回答者の9割近くは大崎市や美里町以外の方でしたが北浦梨が美里町で栽培されている事を知っている方は,全体の41%でまだまだPR不足であることを痛感しました。
 梨フェアによる北浦梨のPR効果は,生産者にも徐々に認識されて来ているので,今回のアンケート結果を来年度の開催に活かし,梨フェアの充実を図って行きたいと思います。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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「花育移動教室親子バスツアー in登米」が開催されました。

2016年11月21日 09時17分38秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 宮城県花と緑普及促進協議会が県内産花きのPRのために実施している「花育移動教室親子バスツアー」が11月3日(木)に登米管内で開催されました。
 シクラメンや匂いざくら等の鉢物を栽培している若葉園芸(代表伊藤さん)では、出荷間近の色鮮やかなシクラメンが咲き誇るハウスを見学し、歓声が上がっていました。
 キンギョソウを栽培している庄司さんの圃場では、栽培概要の説明を受けた後、実際に収穫を体験をしました。株全体が勢いよく伸びている中で、花が咲いているものを選んで切ることは、思っていた以上に難しかったようです。
 最後に、JAみやぎ登米花き部会の庄司さん、伊藤さんの指導のもと、登米管内で栽培された花(スプレーぎく、トルコギキョウ、キンギョソウ)を使ったフラワーアレンジを体験しました。参加者の個性あるアレンジがたくさんできあがり、みんな満足そうでした。栽培現場の見学やアレンジ体験を通して、花への興味をより深く感じてもらう機会となりました。


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色麻町民秋まつりにおける農産物品評会の審査を行いました

2016年11月18日 08時20分25秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成28年11月5日,色麻町民秋まつりの農産物品評会審査会が行われ,審査員として普及センター職員が出席しました。
 品評会では,数多くの品目が出品され,穀物及び園芸品目合わせて189点の出品がありました。丹精込めて生産された農産物はいずれも素晴らしい出来映えでしたが,厳正な審査により金賞9点,銀賞9点,銅賞10点の計28点を選定しました。
 出品された農産物の中には,えごまやごぼうといった町内での生産の盛んな品目も含まれており,色麻町で生産されている農産物を多くの人に知ってもらう大変良い機会となりまし
た。
 今後も,普及センターはJAとの連携を図りながら,農産物の生産振興を図ってまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
  TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910


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北浦梨部会員がワイン造りを学ぶ

2016年11月17日 11時29分59秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 11月7日(月)にJAみどりの北浦梨部会が(株)仙台秋保醸造所を視察しました。
  当部会は梨産地としての歴史が長く,生産者は新たな顧客獲得に意欲的です。これまでも県内飲食店の協力を得て北浦梨フェアを催し,調理食材としての可能性を広げ,消費者にアピールしてきました。
 今回,ワインについて学ぶため,県内初のワイナリーである(株)仙台秋保醸造所の代表取締役毛利親房氏より説明を受けました。
 ショップやカフェを併設した工場や周辺のぶどう園には,お客様が絶えず訪れており,品質向上とともに,ワインと食をきっかけに人々が出会い,農地にも思いを繋げるワインツーリズム事業に力を注いでいました。
 参加者4名は北浦梨を使ったワインやシードルの可能性について,毛利氏と意見を交わしました。その中で北浦地区がある美里町は,三陸漁場と奥羽山脈をむすぶ立地にあるため多彩な食との出会いができること,野菜や果樹の栽培品目も豊富で,加工のバリエーションが図られそうなことなど,貴重な気づきを得ることが出来ました。

(写真左)毛利社長(左端)を囲んで  (写真右)醸造所内の施設見学の様子

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

 


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5.8ha大区画水田の稲刈りが行われました。

2016年11月17日 09時50分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成28年10月12,13日に岩沼市の農事組合法人「林ライス」の5.8ha大区画水田で稲刈りが行われました。

 現在,県では水稲など土地利用型作物の生産効率化を目的としたほ場整備の規格として大区画水田を提案しており,本年は従来の1ha規模の区画を2筆合筆した2ha区画,6筆合筆させた5.8ha区画を「林ライス」に整備して乾田直播を導入した実証栽培が行われ,普及センターでは栽培技術の支援を行ってきました。

 4月中旬の播種後の気温が高く推移したことで出芽・苗立ちは良く,5月上旬に苗立ちが揃い,その後は適期防除の徹底により雑草は少なく,病害虫の発生もなく概ね順調に生育しました。

肥培管理では,直播専用肥料の基肥全量施用を行いましたが,7月に入り葉色が薄くなったため,追肥を行いました。

その後,慣行移植栽培より一週間程度遅れた8月5~7日に出穂し,追肥により出穂後も葉色が保たれたことで登熟も良く,10a当たりの玄米収量は5.8ha区画で537kg,2ha区画で490kgと慣行移植栽培と遜色のない収量となりました。

今後,各種農作業に係る労力,資材費,燃料費等を基に収支計算を行い,大区画ほ場における生産効率化と収益性の検討が行われますが,十分な収量を確保できたことから,良い結果が期待されます。

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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家族経営協定調印式が行われました

2016年11月16日 15時51分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成28年11月11日(金)に,より良い家族経営を目指す農家の家族経営協定調印式が行われました。栗原市では,今回の調印式を終えて,これまでに66件の家族経営協定が締結されています。
 今回は,栗原市栗駒で,水稲と肥育牛,繁殖牛の複合経営に取り組んでいる高橋さん親子が,栗原市農業委員会長と普及センター所長の立ち会いのもと,家族経営協定の締結と調印を行いました。
 協定は,水稲部門と畜産部門の役割分担を明確にするとともに,将来的には後継者への経営移譲を視野に入れた経営を行う内容となっており,後継者も飼養技術に加え,複式簿記など経営管理も学びながら担い手として安定した経営を目指し,決意を新たにしていました。
 普及センターとしても,栗原地域の畜産業を牽引する担い手として経営の安定化を支援するとともに,家族経営協定の締結による明るく元気な経営体の育成支援に努めていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144


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種子大豆のほ場審査が終わりました。

2016年11月16日 10時32分06秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 普及センターでは,11月2日と11月8日,大豆の指定種子生産ほの第二期ほ場審査(成熟期)を実施しました。本年度は,JA仙台管内の下荒井生産組合と根白石地区生産組合が,仙台市内の合計536aの転作田で,「ミヤギシロメ」の採種を行っています。
 審査は,種子審査員の資格を持つ普及センター職員が行うことになっており,種子生産者は,2回の「ほ場審査」と「生産物審査」を受けなくてはなりません。 審査内容には,「異種,異品種及び異種類の農作物(異株)が含まれないこと」や「種子伝染性病害が含まれないこと」などの厳しい基準があり,指定種子生産者は,一般栽培より,格段に手間暇をかけた管理が求められます。
 審査の結果,全てのほ場が「合格」と判定されました。両組織の採種ほ場は,周到な管理により,契約数量を上回る収穫量が見込まれます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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河北のセリもうすぐ「旬」です

2016年11月16日 09時25分37秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成28年11月2日,JAいしのまきセリ部会の現地検討会が開催されました。宮城県は,セリの生産量が日本で一番多く,石巻市河北地区は名取市に次ぐ産地となっています。
 現地検討会には部会員14名が参加し,各ほ場を巡回しながら栽培管理,病害虫管理について検討を行いました。やや生育ムラが見られるほ場はありましたが,全体的に生育は順調で,年末の需要期に向けて参加者達は積極的に意見交換をしていました。
  また,河北地区では,近年カモだけでなくニホンジカによる被害も見られることから,網を使った柵や,動きを検知し音を出す装置,案山子など生産者ごとにさまざまな工夫が見られました。
  寒さが本格的にやってくるこれからの季節は,セリも旬を迎えます。生産者が丹精込めて育てたセリの香りと食感をお楽しみください。

 みんなでじっくり検討

 おい,かかし!

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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JA古川フェスティバル農林産物品評会の審査を行いました

2016年11月16日 09時06分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成28年10月29日(土)にJA古川フェスティバル2016の農林産物品評会の審査が行わ
れ,当普及センターも審査員として参加しました。出品点数は水稲玄米113点,水稲株稲55点,野菜169点,果実50点など全部で468点となり,この中から金賞21点,銀賞27点,銅賞47点を選定しました。
 今年は,春先から比較的気温の高い傾向が続いたものの,8月以降は相次ぐ台風の影響により大雨となる日もあり,農産物への影響が懸念されましたが,出品された農産物は見事な出来映えとなっており,地場農産物の質の高さを地元消費者等に広く知ってもらう良い機会となりました。今後も,良質な農産物が生産されるよう,JAと連携を図りながら栽培管理等について支援を行ってまいります。

〈連絡先〉
宮城県大崎農業改良普及センター
地域農業班
TEL:0229-91-0727
FAX:0229-23-0910


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ホテルのシェフと生産者のマッチングを支援をしました。

2016年11月14日 17時36分44秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 仙南地域にはいくつか地域特産野菜がありますが,ホテルのシェフの希望により仙南の地域特産物を生産している生産者とのマッチングを目的に,10月27日に蔵王のさといも,丸森町のへそ大根,ヤーコンの生産者を紹介しました。さといも,ヤーコンを実際にシェフに掘っていただき,生産の状況を見てもらいました。3品目いずれも特徴があってシェフから好評でした。





〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター地域農業第二班,大河原地方振興事務所農業振興班
      TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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