宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

村田町生活研究グループ連絡協議会 第2回ジャム加工講習会を開催

2016年11月08日 15時07分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年10月27日,村田町生活研究グループ連絡協議会は,地域資源を活用するため村田町中央公民館において,今年度2回めとなるジャム加工講習会を開催しました。

 梅とトマトを材料とした前回の講習会に引き続き,普及センター職員が講師となり開催されました。会員15名が参加したこの講習会では,基礎的な「りんごジャム」と応用編となる「人参ジャム」について勉強しました。会員らは,下処理から煮詰,瓶詰・殺菌と手際よく工程を進め,品質の良いジャムを作ることができました。

 今回は実技のほか,ペクチンの基本的性質や果実のペクチン含量,意図するジャムにより材料を加える順序を変える等基本的な製造方法を学習し,自分なりのレシピを組み上げることができるようになりました。

 普及センターは,地域資源の活用について支援してゆきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域第二班

      TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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平成28年度亘理名取果樹共同防除担当者研修会が開催されました

2016年11月08日 14時29分34秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

亘理農業改良普及センター管内のりんご生産者組織で構成されている亘理名取果樹振興協議会では,当年産りんごの病害虫発生状況と防除の総括と翌年産りんご病害虫防除暦の検討を行う亘理名取地区果樹共同防除担当者研修会を毎年実施しています。
本年も10月27日に,亘理農業改良普及センター会議室を会場に管内共同防除担当の生産者や農薬メーカー等の関係機関が集まり,研修会が開催されました。

平成28年産りんごで特に目立った病害虫被害として,リンゴ心かび病や果実腐敗病(リンゴ輪紋病,リンゴ炭疽病)が挙げられました。特にリンゴ輪紋病を主とする果実腐敗病は被害が慢性化しています。そこで,平成28年の降雨量と薬剤防除履歴を基に,感染時期の推定と今後の対策について検討しました。その結果,平成28年産りんごにおける果実腐敗病被害の大きな原因は,(1)リンゴ輪紋病の重点防除時期にあたる6月後半と8月後半に2度長雨に遭遇した,(2)薬剤防除間隔が10日を大きく開いた時期が数回あったことによるものではないかと総括されました。次いで生産者から,リンゴ輪紋病の感染経路や防除暦採用の殺菌剤の効果について質問があり,当所果樹担当職員や農薬メーカーからそれぞれ回答しました。

次に,平成29年産りんごの病害虫防除暦の検討が行われました。今回は,殺虫剤の効果の見直しが行われ,併せて殺虫剤の一部で登録内容の変更があったことを受け,殺虫剤を中心に大幅な見直しが提案されました。新たに提案された薬剤の特性への質問があり,採用時期の見直しが一部提案されました。提案された意見を反映して,平成29年1月前半の農薬登録情報で登録内容を確認した上で,来春までに関係者に配布することになりました。

 

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター先進技術班

TEL:0223-34-1141,FAX:0223-34-1143


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集落営農組合の法人化決定 ~ 大崎市鹿島台中志田営農組合が法人化 ~

2016年11月08日 13時54分13秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 大崎市鹿島台地区では平成18年度に法人化計画を策定し18の集落営農組織が立ち上がり,水稲や転作作物について共同経理を行って,生産の効率化を進め効率的な生産を目指してきました。
 このうち,水田面積84haを擁する中志田集落では,法人化を目指しながらも東日本大震災の影響などから具体化の動きは中断していました。しかし集落において一昨年にアンケート調査を行ったところ担い手の高齢化や後継者の不足等,集落組織の現状についての認識が共有され法人化を急ぐ気運が再び高まりました,これを契機として普及センターでは市,JAと連携をとり,集落にとってよりよい法人化がなされるよう支援し,税務労務など法律に関わるような事項については県担い手育成総合支援協議会の専門家派遣事業を導入できるよう組織の実情と課題の整理もサポートしてきました。
  この結果,平成28年10月9日に集落の33戸が参加する農事組合法人「なかしだファーム」の創立総会が開催され,10月21日に法人設立となりました。今後,地域農業の担い手として農事組合法人「なかしだファーム」の活躍が期待されます。

 

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 地域農業 班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

 

 


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新技術に挑戦!加美郡りんご協議会で鮮度保持処理の取組み

2016年11月08日 13時15分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

加美郡りんご協議会は昭和50年に結成されて以来,加美郡内のりんごの生産振興を目的に掲げ,各町,JA等の支援を受けながら活動しています。普及センターでは,毎年,現地検討会やせん定研修会,防除検討会などを開催し,会員の技術力向上を支援しています。
 昨年は新たに,収穫した果実の鮮度保持技術として青森県等で利用されている1-MCP処理に関する研修会を開催し,会員の持ち寄った中生品種を試験的に処理し,鮮度保持効果を確認しました。
 今年も中生・晩生品種の販売期間拡大を狙い,10月27日にジョナゴールドや紅玉等の処理が実施されました。11月中旬にはふじ等の晩生品種の処理も行う予定です。参加した会員からは,「晩生品種で鮮度が保てれば,かなり販売期間が伸ばせる」と期待がよせられています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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スナックえんどう栽培講習会が開催されました!

2016年11月08日 09時21分20秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成28年10月26日(水)に栗原市内の2地区(瀬峰・栗駒)でスナックえんどう栽培講習会が開催されました。栗原管内の作付け面積は106アールで,生産者は17名います。今回の講習会には生産者16名,JA担当者,種苗メーカー等職員の合計22名が参加しました。
 生産者は,スナックえんどうの栽培技術と病害虫防除について,種苗メーカーと普及センターの職員から座学による講習を受けました。栽培技術については光と水と根張りが重要であり,連作は避けることや,土づくりを大事にすること,防寒対策の方法等を学びました。病害虫防除については,ハモグリバエ類の対策として農薬の粒剤が効果的との指導を受け,粒剤処理の有無で被害に大きな差が出てくるという情報も伝えられました。
 今回の栽培講習会には栽培経験が浅い方も参加しており,生産者同士で悩みやその解決方法などの情報交換をする姿も見られました。
 スナックえんどうは,ゆでてマヨネーズをかけるだけでも簡単においしく食べることができることから需要が安定しています。栗原管内では4月から8月までの長期間出荷可能であることが強みとなっており,市場からは出荷量の増加を望まれています。今回の栽培講習会で栗原産スナックえんどうの栽培技術の向上と安定生産につながることが期待されます。

<講習会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144


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