宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「きゅうり抑制作型現地研修会」を開催しました。

2016年08月23日 09時11分25秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 去る8月9日に,JAみやぎ登米きゅうり生産者連絡協議会の若手生産者を対象に,「きゅうり抑制作型現地研修会~良品・多収生産に向けた基本技術とは~」を開催しました。
 これは,新規就農者が比較的多いきゅうりにおいて,栽培技術の平準化が課題となっているためで,新規就農者の早期の技術習得を目的に登米地域園芸特産振興推進会議及びJAみやぎ登米きゅうり生産者連絡協議会が主催となり開催したものです。
 研修会では,三菱樹脂アグリドリーム(株)技術顧問稲山光男氏を講師に迎え,若手生産者を中心に4か所のほ場を巡回しました。各ほ場ごとに樹勢の評価,栽培管理の良い点や今後改善すべき点などを個別に指導を受けました。
 続く屋内検討では,講師及び生産者連絡協議会の役員7名を含め,「販売額10億円達成に向けて」をテーマに意見交換を行いました。作型の検討,選果機の利用推進,新規就農者の確保など,生産量拡大に向けた様々な意見が出されました。
当日参加した若手生産者12名は,ほ場巡回での技術指導や意見交換に熱心に耳を傾けていました。
 普及センターでは,引き続き若手生産者の栽培技術支援を行うとともに,意見交換で出された内容を取りまとめ,生産者連絡協議会及び関係機関と共有・検討しながら販売額拡大に向けた取組を推進してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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特産「蔵王梨」の出荷はじまる

2016年08月23日 08時20分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 8月19日JAみやぎ仙南蔵王地区梨選果場において,生産者や関係者が集まり選果場の稼動式が行われ,梨の出荷がはじまりました。
 この日出荷された早生品種の「幸水」は,甘味が多く酸味が少ないのが特徴です。今年は天候に恵まれたため,玉の張りと言われる果実肥大はとても良好です。また,甘さも申し分なく,非常においしい梨ができあがりました。
 光センサーによって選別され品質が保証された梨は,県内青果市場のほか関東や関西市場にも出荷され,全国に「蔵王産」のおいしい梨が届けられます。


選果場が本格稼働

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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みやぎ未来塾ポップアップスクールを開催しました

2016年08月19日 08時54分02秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年8月9日に仙台農業改良普及センターと仙台地区4Hクラブ連絡協議会が共催して「みやぎ農業未来塾ホップアップスクール」を開催しました。当日,講師に青年農業士の遠藤耕太氏(仙台市若林区)と庄子さおり氏(仙台市太白区)の2名をお願いしました。4Hクラブ員や若手農業者等13名が参加しました。
遠藤耕太氏からは経営概要や,ほ場づくりについて講義を受けた後,栽培ほ場を案内してもらいながら,品目毎の栽培ポイントについてお話いただきました。また,野菜を中心とした将来の経営構想や市場を見据えた品目の選定方法などを学ぶことができました。
 庄子氏の講義では,地下鉄富沢駅前周辺での営農や,自動販売機での野菜の販売,少量・多品目に渡る栽培など,都市近郊での農業経営の展開に注目が集まりました。特にレストランや居酒屋向けの少量・多品目の栽培が行われいるほ場では活発に質疑が行われました。
 参加者からも,自らの営農を踏まえた質問が多く,それぞれが将来の経営構想の参考とすることができた有意義な研修会となりました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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農産物直売所「あぐりっこ金成」で店づくり・商品づくり研修会(第1回)が開催されました。

2016年08月18日 11時04分20秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成28年7月6日に,農産物直売所「あぐりっこ金成」で,施設を運営する金成農産加工施設利用組合の役員を対象に,魅力ある店づくりや商品づくりについて学ぶ研修会を開催しました。
 「あぐりっこ金成」は平成13年に農産加工施設と直売所を併設してオープン,今年で15年目になります。農産物の生産振興や地域活性化に向けた拠点として欠かせない施設ですが,近年の集客は伸び悩んでいます。そこで,普及センターでは,岩手志援株式会社の鈴木勝美代表取締役を講師としてお招きし,より魅力ある店づくり・商品づくりを目指すための研修会を今年度3回開催することとしました。
 今回の研修会は,「コンセプトを大切にした,店づくり・商品づくり」を主題に開催しました。鈴木講師からは,産直施設が抱える「お客様や生産者の高齢化」,「売り上げの減少」といった問題・課題と対応策についての説明と合わせ,「あぐりっこ金成」に対する具体的な助言をいただきました。
 今後は,講師の提言を受けて,店舗や商品をどのように改善していくか役員会等を通じて話し合っていく予定です。


<研修会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144

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JA栗っこ花き部会の輪ギク現地検討会が開催されました。

2016年08月18日 10時54分27秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成28年7月21日に,JA栗っこ花き部会の輪ギク現地検討会が栗原市一迫地区で開催され,約10名が参加しました。
 JA栗っこ花き部会は,生産技術の高位平準化,品質の均一化を図るため,今年3月に新たに設立されました。部会員は一迫地区の輪ギク生産農家が多く,現地検討会では各部会員のほ場で輪ギクの生育状況を確認しつつ,栽培技術等について活発に意見交換が行われました。また,JA担当者から全国及び宮城県での花き販売の情勢や,県外の輪ギク産地の情報について,普及センターからは,キク白さび病の県内の発生状況と適期防除について説明しました。
 今後,JA栗っこ花き部会では視察研修会や現地検討会を通じて栽培技術を向上させ,高品質な切り花の生産に取り組んでいく予定です。


<現地検討会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144

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農業簿記の基礎を学ぶ

2016年08月18日 10時39分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年7月4日,8日,11日,15日の4回にわたり,栗原農業改良普及センターでは,新規就農者等を対象にした農業簿記基礎講座を開催しました。
 この講座は,経営管理を完成する上で必要な複式簿記に基づいた決算書を作成するため,日々の仕訳や勘定科目の考え方,そして決算に至る手順について手書きによる帳票作成の実習を行い,複式簿記の基礎を学ぶものです。
 受講者は,代表的な仕訳について用意された例題を見ながら,振替伝票綴りにカーボン用紙を挟んで記入し,元帳への転記を繰り返して,残高試算表の作成へと進み,さらには決算修正を経て精算表を作るといった作業を根気強く行いました。
 受講者は,貸方と借方の区別がつかず悩んだり,伝票の記入する箇所がわからずに普及センターの職員に聞いたりする場面もありましたが,参加した約30名のほとんど全員が毎回出席して,決算書の作成までを体験しています。
 受講者からはさらに,パソコン簿記にも挑戦したいという声も出ており,より良い経営管理に向けた意欲が伺われました。





<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144

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「平成28年度宮城県農村青年のつどい」が開催されました

2016年08月17日 09時39分04秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 去る7月30日(土)~7月31日(日)の二日間、登米市を会場に「平成28年度宮城県農村青年のつどい(第62回宮城県農村青少年技術交換大会)」が、県内各地の4Hクラブ員や農業大学校生ら80名(うち登米地区からは13名)の参加により開催されました。(主催:宮城県農村青少年クラブ連絡協議会、宮城県)
 本年は梅雨明け直後の厳しい日差しの下での開催となりましたが、会場の南方定住促進センターに加え、隣接する大岳山興福寺のご厚意により境内の自然公園を借用、手入れの行き届いた木陰の遊歩道を利用できたことで、参加者は良好なコンディションの下、技術競技に知恵を絞り、レクリエーションに汗を流すことができました。
結果は以下のとおり石巻地区連の圧勝に終わり、他地区連は来年の雪辱を心中密かに誓う結果となりました。
 ○技術競技
   チーム別:①石巻A、②栗原A、③石巻B
   総 合 :①石巻、②栗原、③美里
 ○レクリエーション(キックベースボール):①石巻、②大崎、③仙南

 その晩は会場を長沼フートピア公園に移動、バーベキューインストラクターの指導の下、キャンプファイヤーを囲みながら、クラブ員同士親睦を深め合いました。

 翌日は、登米市4Hクラブのクラブ員が構成員となっている(株)I LOVE ファーム登米を視察、大型鉄骨ハウスでのパプリカ栽培に関するお話を伺いました。特に、紆余曲折を経た上での経営立て直しに至るアップダウンストーリーを、同年代のクラブ員の口から直接聞けたことで、なお一層の感銘を受けていたようでした。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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「泣いてまいて,笑って刈れ」そばの季節がやってきました。

2016年08月16日 17時42分47秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 7月下旬から8月上旬にかけては,そばの種まきの最盛期でした。
 そばには「泣いてまいて笑って刈れ」の心得があり,種まきは猛暑でつらいが刈り取りの季節にはさわやかな秋風が吹いているという意味です。去る7月10日に,JAあさひなのそば講習会が開催され,講師の株式会社クボタの及川一也氏がこのように話していました。また,及川氏は,は種の適期や方法,有機物の施用方法等のポイントについて生産者にわかりやすく説明してくださいました。平成27年9月関東・東北豪雨によりそば栽培は大きな被害を受けました。JAあさひな管内では今年200haの作付けを予定しており,今秋には「笑って刈り取り」ができることを願っています。


JAあさひなそば講習会の様子


今年(8月5日)のそばの様子

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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旬の市七ヶ宿が「夏の幸祭り」を開催しました

2016年08月12日 17時05分01秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 


 平成28年8月7日 旬の市七ヶ宿は,「夏の幸祭り」を開催しました。旬の市七ヶ宿は,これまで春と秋の2回イベントを開催してきましたが,お客さまにおいしい夏野菜を食べていただきたいという想いから,今年はじめて夏にイベントを開催することにしました。
 当日はお天気にも恵まれ,多くのお客様にトマトやきゅうり,トウモロコシなどの新鮮な夏野菜を買い求めていただきました。会場では,冷たい甘酒のサービスのほか果物が当たる福引き抽選会が行われ,お祭りムードを盛り上げていました。
 普及センターはこのイベントに合わせて,「雪室(ゆきむろ)仕込み農産物」のブランド化の支援を行いました。ひとつめは,雪室体験ツアーの支援です。雪室は冬季間に貯蔵した雪により,農産物を低温貯蔵するための設備で,真夏でも2~6℃に保たれます。ツアー参加者に,実際にその冷気を体感して貰い,地球に優しい冷蔵施設である雪室の特徴や,低温・高湿度の雪室で貯蔵した農産物の品質について説明を行いました。
ふたつめは,雪室で貯蔵したじゃがいもを使った試食会です。じゃがいもは,雪室内で貯蔵することによって糖度が増し甘くなります。来場したお客様に食べ比べていただいたところ,その甘みの差に驚きの声が上がっていました。また,今後のブランド化に向けたアンケート調査を行いました。
 旬の市七ヶ宿では,秋の幸祭りにおいて「雪室仕込みじゃがいも」の本格販売がはじめられるよう準備を進めていきます。

〈連絡先〉
大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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白石産ササニシキの復活を支援しています

2016年08月10日 18時31分37秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 昭和を代表する銘柄米「ササニシキ」を,白石市が地域のコメとして復活させるプロジェクトを始めました。ササニシキは作付面積こそ減っていますが,食味で日本一になったこともあるおいしいお米です。
 今年は5名の生産者がこのプロジェクトに参加しており,普及センターの栽培指導のもと栽培管理に当たっています。平成28年7月22日これまでの生育経過を確認し,今後の肥料のさじ加減や病害虫対策を検討するため,現地検討会を開催しました。
 5名の熱意あふれる生産者は,ひと株ごとに丈を測り,茎の数を数え,稲の栄養状態を知るため葉の色を確かめるなど,試験場の専門家顔負けの「生育調査」を行い,消費者に喜んで食べてもらえるコメをどう栽培すればよいか検討しました。
最後に,間もなく「稲穂」となる幼穂と呼ばれる部分の長さを測定し,「穂が出るまであと何日くらいかなあ」と顔をほころばせていました。

「葉色は…?」

「出穂はいつ…?」

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター   
 TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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