宮城の農業普及現地活動情報

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水稲直播栽培のさらなる取り組みをめざして

2011年01月19日 08時56分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

大和町落合にある上桧和田機械利用組合では,水稲直播に平成19年から取り組み始め,平成21年からは播種用種子の処理を鉄コーティングでの湛水直播を行っています。取組面積は年々拡大しており,平成21年では5ヘクタール,平成22年度では8ヘクタールで実施しています。
 仙台農業改良普及センターでは,組合が管理する直播実施ほ場に技術展示ほを設置して,組合が開催する成績検討会で調査結果を情報提供すると共に,次年度の取り組みについて検討しました。
 今回,平成22年度展示ほでは,実収量490kg/10a,全量1等で,食味分析器や品質分析計での計測値も好成績でした。ただし,ほ場内での一部倒伏,雑草害による減収もあったことで,依然,栽培技術面での改善点があることも検討されました。
 組合では,技術改善を検討しつつ,低コスト化稲作を目標に,次年度さらに直播面積を倍増する予定で,普及センター管内でも有数の大規模取組組織になるものと見込まれます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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