宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

東松島市に2つの農事組合法人が設立しました

2015年03月23日 09時04分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻農業改良普及センターでは「地域農業高度化支援チーム」を設置し,震災以降に営農再開を目指す担い手や内陸部の集落営農組織に対し,法人化及び運営支援を行ってきましたが,平成27年3月に入って2つの農事組合法人の創立総会が開催され,登記申請を行いました。
 その一つである「農事組合法人奥松島グリーンファーム」(構成員11名,代表理事組合長:菊地照夫氏)は,東松島市洲崎東名地区の担い手となります。当地区は東日本大震災により,多数の人的被害,生活や農業の基盤等に甚大な被害を受けましたが,営農再開を目指し地元農家で組織した「洲崎東名の農業を考える会」が母体となっております。農地の災害復旧工事に引き続き,復興交付金等を活用して基盤整備や施設が再整備され,平成28年に営農再開となる予定です。
 もう一つの「農事組合法人おおしお北部」(構成員18名,代表理事組合長:大崎康氏)は,東松島市大塩地区を中心とした担い手となります。これまで,当地区の転作作業を担っていた「おおしお生産組合」のメンバー5名が発起人となり,法人化に向けて2年ほど前から検討を行っていました。また,当法人は基盤整備が行われている蛇沼向地区の担い手としても位置づけられています。当地区は東松島市・美里町・石巻市の3市町が関連する地区であることから,土地利用調整や利用集積に関して関係機関と調整しながら,効率的で安定的な地域農業の確立を目指した活動をしていくこととなります。
 普及センターでは引き続き関係機関と連携して,地域農業を担う集落営農組織や法人に対する運営支援を強化してまいります。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435
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