宮城の農業普及現地活動情報

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海の幸,里の恵み活用事例を研修~農村生活研究グループ移動研修会

2010年08月05日 10時15分08秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会(会長 板橋いくよ氏,会員数67名)恒例の移動研修会が7月28日に開催され,会員32名が参加しました。研修先は以下の3ヶ所です。

(1)道の駅津山「もくもくランド」(登米市)
見学「ときめき野菜(直売所)」
(2)農漁家レストラン「慶明丸」(南三陸町)
情報交換・昼食「農漁家レストランでの地産地消の取り組み」
(3)道の駅上品(じょうぼん)の郷 農産物直売所「ひたかみ」(石巻市)
研修「生産情報公開,エコファーマー認証の取り組み」

 移動研修会での昼食は農家レストランでの食事が恒例ですが,今回は「慶明丸」にて海の幸を味わいました。うに,ほや,ほたて,焼魚,刺身といった魚介類づくしのコースを,女将の三浦さき子さんのお話しを聞きながらいただきました。うにはとげが動くほど新鮮でしたが,開店当初,1個1個手作業だった殻剥きと砂出しは,今は全て機械作業なので非常に楽になったそうです。
 上品の郷直売所「ひたかみ」では,小野寺志ずえ所長にお話しをうかがいました。H17年に開所し,現在は年間120万人が訪れ,順調に売り上げを伸ばしています。出荷者は携帯で1時間ごとに販売状況が確認できますが,当初は「こんなに売れたんだ」で終わっていたのが,今では商品の補充に活かされているそうです。最高齢の参加者は漬け物を出荷している80代の女性。みなさんもがんばってほしい,とエールが送られました。
 参加者はいずれの研修先でも熱心に売り場を見て回り,食事をおおいに楽しみ,良い刺激を受けたようです。地域資源の活用や地場野菜の産直といった今後の活動に活かされることが期待できます。

<連絡先>亘理農業改良普及センター 地域農業班 0223-34-1141
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