農業生産法人「エコファーム蔵王」が運営している産直市場「みんな野」では,蔵王町産農産物のおいしさにこだわったオリジナルカレーを開発しました。開発には県の事業を利用し,フードコーディネーターの早坂具美子先生の指導を受けました。できあがった試作品のお披露目を兼ねて,一般消費者を招き,試食によるモニター座談会を9月12日に開催しました。
開発したカレーは,蔵王町特産のさといもの揚げ団子と揚げ卵をメイン具材にし,その日に直売所に出荷された新鮮な野菜をボイルや素揚げでトッピングするものです。お肉を使用しないスープカレー(隠し味もオリジナル)となりました。ご飯にもこだわっており,エコファーム蔵王のオリジナルブランド「蔵王源流米」を使用します。試食会では新米の「山のしずく」で頂きました。
参加した消費者12名の方々からは「さといもの揚げ団子がおいしかった。特徴を出すためにも小さくして2個のせたほうがよい」や「お肉がなくても,十分なボリュームがあり,新鮮な野菜がまたうれしい」,「蔵王連峰をながめながら,外で頂くと一層おいしく感じられる」などの評価をいただきました。また,「大人にはもっとスパイシーで辛いスープがいいのでは?」との意見も出されました。
この試食会での意見をふまえて,「改良を加えて是非皆さんに食べていただけるものにしていきたい」と「みんな野」のスタッフ全員で手応えを感じていました。そこで,このオリジナルカレーを,9月21~23日に開く「新米まつり」に合わせて発売しました。今後も販売してく予定です。是非,皆様もお試しください。
普及センターでは今後も現場のニーズに応え,風評被害等に負けない農産物直売所の活性化を支援して参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138
開発した「みんな野」オリジナルカレー
試食会のはじまり~(代表あいさつ)
蔵王連峰を見ながらの試食座談会