令和6年7月5日に南三陸町入谷新童子下集落の主催による「田んぼの生き物観察会」が、南三陸町立入谷小学校の2・3・4年生児童22名を対象に開催されました。これは、中山間地域等直接支払制度の取組の一つとして毎年開催され、水田とその周辺で生息している生き物との関係や環境保全の大切さを子どもたちに実感してもらうことを目的としています。
児童たちは水田や用水路の周りを歩きながらカエル、イモリ、ゲンゴロウ、ドジョウなどを見つけては網を使って採取し、生き物の様子を観察していました。終始、児童たちからは歓声が上がり、捕まえた生き物を友達同士で見せ合うなど、とても楽しんでいる様子でした。その後、生き物調査の講師から、採集した生き物の名前、見分け方、生息域などの説明を聞き、自分が採集した生き物の名前等をノートに記しながら理解を深めていました。児童からは「たくさんの種類の生き物が見つかり、自然の豊かさを感じた」といった声が聞かれ、地域の自然の豊かさを再発見する機会となりました。また、調査終了後には地元産の米を使ったおにぎりが配られ、調査の感想などを話しながら、おいしそうにほおばっていました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606