平成7年8月,農家12名と地元酒造会社「(株)一ノ蔵」とが協力し,「酒米としてこだわりのある米づくり」を目指し「松山町酒米研究会」が設立されました。設立当初は2品種・約9haの全量契約栽培からスタートしましたが,平成22年度は会員37名で契約栽培は4品種(栽培方法別では6区分)・約75haと松山地区の10%以上を占めるまでとなり,地域に不可欠な重要な組織となっています。
研究会では定期的な現地検討会等を開催し,良質な酒米づくりに取り組んでいますが,去る12月17日に作柄検討会が開催され,会員と(株)一ノ蔵の関係者約25名が参加しました。
普及センターからは管内の作柄や品質,次年度の改善点と新品種の作付け方針等について説明しました。今年度は猛暑の影響で乳白や胴割れ等が多く,一等米が0となった品種もあり「がっかりした」という参加者もいましたが,早植えをしない,早めの落水はしないなど、品質向上のために生産者ができる対策も説明しました。
(株)一ノ蔵からは22年産契約栽培米の中間分析報告があり,品種により胴割れが多いこと,吸水に時間がかかること,米のタンパク質は少ないので,すっきりした酒に仕上がるのではないかといった説明がありました。
早仕込み用として早期に刈り取るため収量が上がりにくい品種もあるとのことですが,変動はあるものの収量はあがっているということで,品種特性に合わせた栽培が定着してきていると感じました。会員からは「好天なので期待していたが,品質の悪さにびっくりした。」「現在の品種に代わる,玄米品質の良い酒米がほしい。」など,活発な意見・質問が出されていました。
今後も普及センターでは技術支援や情報提供を行って参ります。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225
研究会では定期的な現地検討会等を開催し,良質な酒米づくりに取り組んでいますが,去る12月17日に作柄検討会が開催され,会員と(株)一ノ蔵の関係者約25名が参加しました。
普及センターからは管内の作柄や品質,次年度の改善点と新品種の作付け方針等について説明しました。今年度は猛暑の影響で乳白や胴割れ等が多く,一等米が0となった品種もあり「がっかりした」という参加者もいましたが,早植えをしない,早めの落水はしないなど、品質向上のために生産者ができる対策も説明しました。
(株)一ノ蔵からは22年産契約栽培米の中間分析報告があり,品種により胴割れが多いこと,吸水に時間がかかること,米のタンパク質は少ないので,すっきりした酒に仕上がるのではないかといった説明がありました。
早仕込み用として早期に刈り取るため収量が上がりにくい品種もあるとのことですが,変動はあるものの収量はあがっているということで,品種特性に合わせた栽培が定着してきていると感じました。会員からは「好天なので期待していたが,品質の悪さにびっくりした。」「現在の品種に代わる,玄米品質の良い酒米がほしい。」など,活発な意見・質問が出されていました。
今後も普及センターでは技術支援や情報提供を行って参ります。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
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FAX 0229-32-2225