宮城の農業普及現地活動情報

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万能散布バーを活用した大豆生育中期除草剤散布実演会を開催

2010年08月16日 09時07分19秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
当普及センター管内では転作作物として大豆の作付けが多くなっていますが,生育中後期の雑草の発生により収量や品質低下を招いている生産者が多く,この対策が急務となっています。県内では播種直後の土壌処理と,生育中期の「万能散布バー※(以下,散布バー)」を活用し,畦間等への除草剤散布体系により効果を上げている事例があることから,この散布バーを活用した除草剤散布実演会を平成22年7月22日に開催しました。
 散布実演は普及センターで重点的に活動を支援している亘理町十文字集落営農組合のほ場を会場としました。当日はみやぎ亘理農業協同組合管内の生産者20名ほどが集まり,散布バーでの散布状況を熱心に確認していました。実演に先立ち散布バーの活用方法や除草適期となる雑草の大きさ等について普及センターから説明を行いました。参加者からは,草種毎の除草剤散布適期や除草剤の混用方法,散布バーの価格等について質問が出されました。
 普及センターでは今後も農産物の品質や生産性の向上に向けた技術について,積極的に紹介するとともに普及に向けた支援を実施していきます。

※万能散布バー:除草剤や病害虫防除用の殺虫剤,殺菌剤を散布するためのアタッチメント。噴口の位置を変えることにより,目的に合わせた散布位置で農薬散布ができる。
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