気仙沼市階上地区では、イチゴ栽培が盛んに行われていましたが、3月11日の東日本大震災の津波により壊滅的な被害を受けました。当地域のイチゴ生産者で組織する「JA南三陸階上いちご部会」でも津波により亡くなった方や行方不明になった方がいます。
また,現在も避難生活を余儀なくされている方もいます。そのような中、階上いちご部会では、「気仙沼いちご」の復興に向けて震災後初めてとなる全体会を4月28日に開催しました。
全体会では、はじめに部会員の半数にあたる9名の参加者がそれぞれの被害状況を報告した後に、県や金融機関の担当者より現時点での災害復旧に向けた補助制度や融資制度の説明が行われました。
普及センターでは,津波浸水地域のイチゴほ場から採取した土壌のEC値の説明を行い、土耕栽培を再開する場合においては相当な除塩対策が必要であることを説明しました。
その後、出席者により意見交換が行われ、出席した部会員からは、「できれば今までどおり現在の場所でイチゴ栽培を再開したい」との声がある一方で、「今の場所から移転しても早急に栽培を開始できる環境を整えるべきだ」、「高齢者が栽培を再開する場合、施設復旧に事業費が高額になるため無理がある」との意見も出されました。
南三陸農協からは,栽培の場所を移転し,イチゴの団地化をしてはどうかという提案もあり,支援策を確認しながら検討していくことになりました。
部会員の「気仙沼いちご」を復興したいという思いは一つであり、今後も全体会を開催し、部会員の意見を集約して、早期の栽培開始を目指して検討を重ねる予定です。普及センターにおいても一緒に「気仙沼いちご」の復興に向け支援活動を行います。
本吉農業改良普及センター
先進技術班 電話:0220-41-0201
(写真)いちご部会の全体会 (写真)被災した階上地区のイチゴ施設群
また,現在も避難生活を余儀なくされている方もいます。そのような中、階上いちご部会では、「気仙沼いちご」の復興に向けて震災後初めてとなる全体会を4月28日に開催しました。
全体会では、はじめに部会員の半数にあたる9名の参加者がそれぞれの被害状況を報告した後に、県や金融機関の担当者より現時点での災害復旧に向けた補助制度や融資制度の説明が行われました。
普及センターでは,津波浸水地域のイチゴほ場から採取した土壌のEC値の説明を行い、土耕栽培を再開する場合においては相当な除塩対策が必要であることを説明しました。
その後、出席者により意見交換が行われ、出席した部会員からは、「できれば今までどおり現在の場所でイチゴ栽培を再開したい」との声がある一方で、「今の場所から移転しても早急に栽培を開始できる環境を整えるべきだ」、「高齢者が栽培を再開する場合、施設復旧に事業費が高額になるため無理がある」との意見も出されました。
南三陸農協からは,栽培の場所を移転し,イチゴの団地化をしてはどうかという提案もあり,支援策を確認しながら検討していくことになりました。
部会員の「気仙沼いちご」を復興したいという思いは一つであり、今後も全体会を開催し、部会員の意見を集約して、早期の栽培開始を目指して検討を重ねる予定です。普及センターにおいても一緒に「気仙沼いちご」の復興に向け支援活動を行います。
本吉農業改良普及センター
先進技術班 電話:0220-41-0201
(写真)いちご部会の全体会 (写真)被災した階上地区のイチゴ施設群