12月17日に丸森町農業創造センターがぶどうと柿の剪定講習会を開催しました。
ぶどうの講習会では,ハウスで栽培されている品種「藤稔」を長梢剪定という仕立て型で普及センター職員が剪定実演しました。剪定では枝が混みすぎないように一定の間隔で枝を棚面に配置する,果実を成らせる枝は丸く節間が詰まったところで切除する(切り返す)などがポイントになります。
ぶどうは枝の配置が重要
また,午後に行われた柿の講習会では,丸森町で昔から栽培されている在来甘柿(不完全甘柿の一種)の剪定実演を行いました。柿の場合は果実が大きくなると枝が下がってくるので,下がったときの果実が付いている位置を予想しながら枝を切ることになります。しかし,猪が出没する当地域では枝を下げすぎると食害を受けるので,収量が見込める枝を多く切除しなければならないことが問題となりました。
収量は減っても,猪の食害を防ぐために枝を高く残す
大部分の参加者はぶどうの講習会にも出席していたこともあり,「ぶどうより立体的な柿の剪定の方が頭を使う」,「果実の着き方が異なり,柿は枝先端の切除には注意したい」といった感想がありました。
普及センターでは引き続き果樹の栽培技術の向上支援を行っていきます。
〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138
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