宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

放牧を待ちわびる丸森町営牧場の牛たち

2017年05月01日 09時25分51秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 丸森町営牧場は福島県に接する宮城県最南端,丸森町筆甫地区にあります。標高500mを超える場所に昭和46年設置され,農事組合法人丸森町酪農振興組合が管理している牧場です。

 4月19日同牧場で冬を過ごした成牛80頭と子牛2頭を対象に,健康診断が実施されました。検査内容は血液検査と体重測定でしたが,観察による健康状態の確認も行いました。また,同時に放牧時に寄生するダニの通り道である背中に,殺ダニ剤を1頭1頭散布しました。

       
体重測定              採血時の牛

 検査時は放牧している牛を複数人で追い込み,牛の尾からの採血が行いやすいように牛の同じ向きに並べ検査を行います。牛を追い込む作業は,複数人での連携が必要不可欠です。成牛だけでなく,子牛も検査を行われました。

 気温が上がり牧草の伸び始めると,舎飼いされていた牛たちに広い放牧地を駆け回る季節がやってきます。さらに,5月17日には新しい仲間(牛)を迎え,平成29年度の入牧式が行われます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
      TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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