宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「下町ロケット」のモデルとなった北海道大学野口教授を講師に,スマート農業に関する職場研修会を開催しました。

2021年03月02日 08時40分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 石巻農業改良普及センターでは,未来を見据えた新たな農業技術の普及を図るため,令和3年2月8日,「スマート農業の現状と今後の展望」をテーマに,職員を対象とした研修を開催しました。
 講師には,あの「下町ロケット」のモデルにもなった,北海道大学大学院農学研究院ビークルロボティクス研究室の野口伸教授をお迎えし,札幌と石巻をつないだzoomによるリモートでの講演をいたたぎました。当日は,気仙沼地方振興事務所からの接続・聴講もあり,総勢33名の参加となりました。
 今後普及が進む5G通信での低遅延な無線伝送や高速大容量通信により,トラクターなど農業機械の遠隔操作での障害物検出と衝突回避や高精細モニタリングの実現が可能となることや,今後の技術導入にあたってはスマート農機をシェアリングする仕組みなどが有効となってくる事など,実際の稼働状況の動画とともに分かりやすく紹介していただきました。
 スマート農業技術の普及にあたり,「生産者」と「技術」をつなぐ事が重要であり,我々普及指導員の役割や期待の大きさなど,熱のこもったエールもいただきました。
 当管内でも,昨年度より国の事業等を活用したスマート農業の実証事業を実施しており,これらの結果を踏まえた技術支援を行いながら,今後の普及拡大に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999



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