平成31年3月19日に古川農業試験場において,県内の農業法人の方々や関係機関等100名を集め,「平成30年度みやぎスマート農業推進セミナー」を開催しました。スマート農業は,「ロボット技術やICT等の先端技術を活用し,超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業」と定義づけられており,県では,現場における労働力不足や雇用就農者の経験・技術力不足等の課題を解決し,新たな農業の形として,スマート農業の推進を掲げており,その一環として,当セミナーを開催しました。
第1部の講演では,スマート農業に関わる農業機械を開発・販売している(株)クボタの及川技術顧問から,「土地利用型農業におけるスマート農業技術の現状と展望」と題し,具体的な技術の紹介及び普及上の課題などについて,わかりやすく説明していただきました。また,ドローンを活用した事業を展開している住友商事東北(株)の押柄氏から「水稲向け先端農業パッケージのご提案」と題し,農業用ドローン・水位センサー・直線自動走行システム等を組み合わせたパッケージの可能性を登米地域での事例等を交えて説明いただいた。
第2部では,各メーカーの協力をいただき,スマート農業関連機器の展示相談会とドローンのデモ飛行も実施され,参加者からは「これから防除はドローンで,すごく楽になるね」等の感想も寄せられました。 県では,「スマート農業先進県」をめざし,「みやぎスマート農業推進ネットワーク」(仮称)を早期に設置しながら,最新情報の共有化を図り,農業者の「儲かる農業経営」の実現に寄与してまいります。
<連絡先>
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