平成30年度石巻地域水稲直播栽培技術情報交換会を3月6日に石巻合同庁舎で開催しました。石巻管内では,直播栽培の面積が平成20年の35haから平成30年には660haと,10年間で約20倍に拡大し,普及が進んでいます。情報交換会には直播栽培に取り組む5経営体の方々が参加しました。
情報交換会では,普及センターが生育調査を行った結果についての情報提供を行ったり,生産者の方々がそれぞれの栽培方法や気をつけている点などを紹介し,お互いに質問し合って積極的な情報交換が行われました。
今後も普及センターでは生育調査や直播栽培情報の発行などで情報提供を行いながら,直播栽培のますますの普及拡大を目指して取り組んでいきます。また,今年度中に直播栽培に取り組んでいる経営体の事例集を発行する予定です。ぜひ多くの方々に見ていただいて直播栽培の参考にしていただけたらと思います。
平成31年3月19日に柴田町の(農)下名生ファームを対象とした,農産加工新商品開発に向けた勉強会を開催しました。
(農)下名生ファームは土地利用型+6次産業化に取り組んでいる農業法人で,加工施設に直売所を併設して味噌,餅,おにぎりなどの製造販売を行っています。
組織体制の強化,販売力向上のため,今年度から農業経営相談所の指導対象となり,専門家の現地指導を受けています。
今回の勉強会では,仙台市内で料理教室を開催している花澤文乃氏を講師として派遣してもらいました。
参加した,法人役員・スタッフ約10名から商品開発の方向性,メインターゲット,自分たちのこだわりについて意見の吸い上げと集約を行ってもらいました。
農業経営相談所の専門家派遣は,必要な回数利用できますが,常にステップアップする必要がり,次回の勉強会では吸い上げた意見を参考に,すでに販売している商品のブラッシュアップ,味噌,米麹を使った漬け物の試食と改善を行うこととなりました。
美味しくて,売れる農産加工品を製造できるよう普及センターでも支援していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138
平成31年3月15日に,今作3回目のJA古川半促成トマト部会現地検討会が開催され,生産者7名とJA古川の担当者をはじめ,タキイ種苗,普及センターの担当職員でほ場を巡回しました。
巡回の結果,トマトの着果が順調に進んでおり,生育が早いほ場では出荷が始まっていました。普及センターでは今後,果実の肥大が進むことを考慮して施肥とかん水について指導し,さらに気温が急激に変化する時期であることから,温度管理にも注意するよう指導しました。
次回の現地検討会は4月中旬に開催される予定です。普及センターでは引き続きトマトの安定生産のため支援してまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910