宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成30年度栗原市生活研究グループ連絡協議会総会及び研修会が開催されました

2018年03月23日 18時18分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年3月15日(木)に栗原市生活研究グループ連絡協議会の総会が栗原合同庁舎で開催され,会員約50人が出席しました。総会の終了後には研修会が開催され,「花山地区小さな拠点づくり推進協議会」の事務局長と,そこで業務を担当している地域おこし協力隊の方々からお話をいただきました。
  花山地区は高齢化が進む典型的な過疎地で,地域経済の縮小が懸念され,かつての賑わいが失われつつあります。また,高齢者の一人暮らし世帯が増加しており,買い物や除雪など日々の暮らしに不安を感じる方も増えてきています。これらの課題に対応するため「花山地区小さな拠点づくり推進協議会」が設置され,持続可能な地域づくりに向けた活動を展開しています。研修会では,その協議会の活動や目指す地域の姿について説明をいただきました。また,地域おこし協力隊の方々からは,花山地区での空き家調査や移住・定住促進,6次産業化の取組等の活動についてお話いただきました。
 出席した会員からは,「花山地区の取り組みは先進的で,自分の地区でも考えていく必要があると感じた」,「オンデマンド交通は今後市内全域で始まるが,地区外に行きやすくなることで買い物客が流出し,地区内の商店がなくならないか心配」等の意見が出されました。今回の研修会は,高齢化・過疎化が進む農村地域でのこれからの暮らしについて考えるきっかけとなったようでした。

      

             <総会の様子>                            <研修会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-6144


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平成29年度栗原地域農業経営セミナーを開催

2018年03月23日 17時54分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 将来を見据えた土地利用型農業の経営改善について学ぶため,平成30年3月2日(金)に栗原市内の農業者等を対象に「平成29年度栗原地域農業経営セミナー」を開催しました。
 事例発表の講師には有限会社高須賀農産の石森荘一郎氏,有限会社川口グリーンセンター代表取締役の白鳥正文氏を迎え,各社での土地利用型農業におけるICT(情報通信技術)やGAP(生産工程管理)などを取り入れた経営改善の取組についてお話いただきました。また,基調講演の講師には秋田県立大学生物資源科学部准教授の藤井吉隆氏をお迎えし,「土地利用型農業経営における生産性向上とICT活用」と題し,土地利用型農業の現状,現場改善への取組とICT活用などについて御講演いただきました。
 開催当日は暴風が吹き荒れた天気でしたが,出席した約40名の農業者の方々は熱心に聴講し,今後の農業経営の方向を考えることができた貴重なセミナーとなりました。

            

      <秋田県立大学藤井准教授の講演>                         <会場の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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平成29年の乾田直播試験ほでの収量は?品質は?

2018年03月23日 13時50分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 登米市の平成29年産の水稲直播栽培面積は約394haであり,そのうち乾田直播の栽培面積は約146haと28年より増加しました。
 平成30年3月8日,登米市中田農村環境改善センターを会場に,登米市・JAみやぎ登米・登米農業改良普及センターの共催で,登米市内の水稲直播栽培者を対象に登米市水稲直播栽培成果報告会を開催しました。今年度7月に開催した現地検討会で巡回した乾田直播試験ほ場のうち,3品種(ひとめぼれ,ササニシキ,萌えみのり)5ほ場の生育・収量品質について普及センターから報告しました。また,試験ほを担当した農家から,「29年産直播栽培をふりかえって」と題して,栽培で工夫した点や今後の課題について話をしていただき,取組面積拡大に向け十分な手応えを感じている様子でした。
 今後も直播栽培面積は増加していくと考えており,普及センターでは30年も29年同様に乾田直播試験ほを設置し,生育状況を確認していくとともに,状況に応じて情報提供していきます。

 <連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522


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