平成30年3月15日(木)に栗原市生活研究グループ連絡協議会の総会が栗原合同庁舎で開催され,会員約50人が出席しました。総会の終了後には研修会が開催され,「花山地区小さな拠点づくり推進協議会」の事務局長と,そこで業務を担当している地域おこし協力隊の方々からお話をいただきました。
花山地区は高齢化が進む典型的な過疎地で,地域経済の縮小が懸念され,かつての賑わいが失われつつあります。また,高齢者の一人暮らし世帯が増加しており,買い物や除雪など日々の暮らしに不安を感じる方も増えてきています。これらの課題に対応するため「花山地区小さな拠点づくり推進協議会」が設置され,持続可能な地域づくりに向けた活動を展開しています。研修会では,その協議会の活動や目指す地域の姿について説明をいただきました。また,地域おこし協力隊の方々からは,花山地区での空き家調査や移住・定住促進,6次産業化の取組等の活動についてお話いただきました。
出席した会員からは,「花山地区の取り組みは先進的で,自分の地区でも考えていく必要があると感じた」,「オンデマンド交通は今後市内全域で始まるが,地区外に行きやすくなることで買い物客が流出し,地区内の商店がなくならないか心配」等の意見が出されました。今回の研修会は,高齢化・過疎化が進む農村地域でのこれからの暮らしについて考えるきっかけとなったようでした。
<総会の様子> <研修会の様子>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144